写真の少女、龍智江子さんが死去

長崎原爆の惨状伝える一枚

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龍智江子さん=2018年9月、長崎市(提供写真)

 長崎原爆の投下翌日に、遺体のそばで立ちすくむ様子を撮影され、原爆の惨状を伝える写真となった被爆者の龍智江子(りゅう・ちえこ)さんが15日午後5時47分、心不全のため福岡県大川市の病院で死去した。90歳。長崎市出身。葬儀・告別式は近親者だけで執り行った。喪主は長男周二(しゅうじ)氏。

 親族によると、龍さんは15歳だった1945年8月9日に爆心地から約1キロの長崎市内で被爆。翌日、爆心地近くの自宅跡に戻ると、母親が着けていたべっ甲の髪留めの近くに黒焦げの遺体があり、母親の遺体と分かったと話していたという。

 写真は長崎原爆資料館に展示されている。