「惨禍 風化させない」 口蹄疫題材の演劇、宮崎市で再演

演劇「29万の雫2020」の公演に向けて稽古に打ち込む出演者=23日午後、綾町ふれあい合宿センター

 本県で発生した口蹄疫を題材にしたドキュメンタリー形式の演劇「29万の雫(しずく)2020」の準備が県内演劇人によって進められている。同演目は3回目で、今回は畜産農家らの生々しい証言を多く盛り込み、新型コロナウイルスが日常を脅かす現在も交錯させるなど台本を一新。27日で口蹄疫終息から丸10年。惨禍を風化させないという強い思いの下、今週末の本番に向けた稽古が熱を帯びている。

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