熱中症疑い、6割高齢者 県内8月前半150人搬送1人死亡

 県内で8月前半(3~16日)に熱中症疑いで150人が救急搬送され、このうち高齢男性1人が死亡していたことが24日、消防庁の速報値や県のまとめで分かった。搬送者のうち高齢者が88人と過半数に上り、発症場所別では自宅が6割近くを占めた。新型コロナウイルスによる外出自粛で体が暑さに慣れていない中で、猛暑日が続いたことが追い打ちを掛けたとみられる。今後も暑い日が続く見通しで、消防は「エアコンを使って室内が高温にならないようにしてほしい」と呼び掛けている。

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