長崎県民ゴルフ大会 一般 益永が優勝 シニアは谷川制す

一般の部を2アンダーの70で制した益永(ハウステンボス)=佐世保CC

 ゴルフの第25回長崎県民大会は20日、佐世保市の佐世保CC(パー72)などで行われ、一般は益永尚弥(ハウステンボス)が2アンダーの70、シニア(55歳以上)は谷川富夫(佐世保)が2アンダーの70で制した。一般とシニアを合わせた最上位者に与えられる来年の九州アマチュア選手権出場権は、マッチングスコアカード方式で益永が獲得した。
 予選を通過した251人が出場。コロナ対策で「3密」を避けるため、同CCと長崎国際GC(パー72)の2会場に分けて実施した。
 ミッドシニア(65歳以上)は牧野二朗(長崎国際)、グランドシニア(70歳以上)は田中千稔(長崎パーク)、スーパーシニア(80歳以上)は尾藤牧衛(愛野)がそれぞれ優勝。レディースのA(49歳以下)は川井美奈(チサン森山)、B(50歳以上)は山口美帆(佐世保)が制した。
 一般とシニアを合わせた上位5人は県アマチュア選手権(10月29日・喜々津CC)、レディースA、Bの優勝者は同選手権女子の部の出場権を獲得。シニア、ミッドシニア、グランドシニア、スーパーシニアの優勝者は合同の県大会(11月12日・長崎パークCC)に出場できる。

地元で初タイトル 益永 九州アマ出場切符も
 一般は40歳の益永(ハウステンボス)が混戦を抜け出して優勝。昨年1年間で約40回ラウンドした地元コースで初タイトルをつかみ「今年はチャンスだと思っていた。お世話になっている方々の期待に応えられたかな」と表情を緩めた。
 前半のインは3バーディーで33。得意のアイアンショットに加えてパットも好調だった。この日のハイライトは1アンダーで迎えたパー5の最終9番。残り85ヤードの第3打をピン横1メートルにつけ、これをきっちりと沈めた。結果的にこのバーディーが決め手となって、来年の九州アマ出場切符も手に入れた。
 大学までは野球一筋。社会人になってから、父に誘われて競技を始めた。九州アマは2012年以来、2度目の挑戦となる。「前回は予選落ちだった。課題のアプローチを磨き、まずは決勝進出できるよう頑張る」と意欲をのぞかせた。

シニアの部を2アンダー、70で優勝した谷川(佐世保)=佐世保CC

© 株式会社長崎新聞社