東京の高校生からお礼のマスク180枚 熊本城ガイドへ 修学旅行が縁で

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東京の高校生から「くまもとよかとこ案内人の会」宛てに届いたマスクと消毒用アルコールジェル=熊本市中央区

 熊本市の観光ボランティアガイド「くまもとよかとこ案内人の会」(84人)宛てに8月中旬、東京の目黒星美学園中学高等学校から、マスク180枚と消毒用アルコールジェル5本が届いた。

 昨年5月、同校の生徒ら約80人が修学旅行で熊本城を訪れた際、同会に案内してもらったことへのお礼。新型コロナウイルス感染拡大の中、ガイド活動への心遣いや、豪雨災害を心配する手紙も添えられていた。

 7月中旬、城彩苑(中央区)の同会事務所に、同校の教師から「生徒たちがガイドの方のためにマスクを準備している」と電話があった。県内で豪雨災害が発生した後で、スタッフは「もっと大変なところへ送っては」と辞退したが、「ぜひ受け取ってほしい」と懇願されたという。

 同封の手紙には、全校生徒から募った寄付で衛生用品を購入し、学校が世話になっている地域にお礼を贈ったことが書かれていた。マスクは1枚ずつ袋に入れてあり、手書きのメッセージを添えたものもあった。

 「熊本に直接お手伝いしに行くこともできず、悔しい気持ちを抱いています」「(コロナ禍の中)私たちに何ができるのか考えました」など、生徒らの丁寧な筆跡を見て、涙が出るほど感激したという同会の本山素子会長(58)。「素晴らしい贈り物を頂いた。これまで以上に頑張らなきゃ」と目を細めた。マスクは会員に配り、ジェルは事務所で使うという。(飛松佐和子)