TBSアナウンサーがオンラインイベントで子どもたちに絵本の読み聞かせ!

(C)TBS

「コロナ禍によってお家で過ごす時間が増えた子どもたちに何かプレゼントを」。そんな思いから始まったTBSアナウンサーによる絵本の読み聞かせ動画は、5月中旬から順次11作品を無料公開し、多くの方に視聴された。そして、そのスピンオフイベントとして、8月22日(土)に「TBSアナウンサーと一緒に絵本を読んでみよう!オンラインイベント」が開催された。このイベントは、TBSアナウンサーがオンラインで子どもたちに絵本の読み方のコツを伝授し、最後には協力して「絵本読み聞かせ動画」を完成させるというもの。

参加したのは、全国の小学1年生から6年生の絵本が大好きな子どもたち24人。「弟や妹に絵本を読んであげたい!」という子もいれば「将来アナウンサーになりたい!」という子も。

先生役は朗読の名人・堀井美香アナウンサーと保育士の資格を持つ蓮見孝之アナウンサー。6人ずつ4回に分けて行われた講座では、まず「口を大きく開けて」「ゆっくり、はっきりと」など読み方の基本を一緒に練習。続いて抑揚の付け方や間の取り方など、絵本を上手に読むコツを堀井アナウンサーと蓮見アナウンサーがひとりひとりに伝授しした。

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今回のイベントで教材として使用したのは、設定がユニークで楽しい絵本2冊。うどんとラーメン、どっちが美味しいかをめぐって闘いを繰り広げる「うどん対ラーメン」(作・田中六大 講談社刊)と、納豆の子どもたちの大冒険を描いた「食べるのだいすき よみきかせ絵本 なっとうかあちゃん」(文・苅田澄子 絵・マスリラ 講談社刊)。楽しい絵本に子どもたちもイキイキと練習していた。

最後には子どもたちがリレー形式で絵本を読んで、1本の読み聞かせ動画を作成。声優のような可愛い声で納豆の子どもを演じたり、“ソバの長老”の役で本物のおじいさんが諭すような声を出したりと、子どもたちは大活躍! 出来上がった動画を見た子どもたちは、「先生のアドバイスで上手に読めてうれしかった!」「声をいろいろと変えてみて楽しかった!」と大喜びの様子だった。

今回のイベントにあたっては、TBSテレビの未来技術設計部が開発したリモート出演ツール「TBS Bell」が使用された。先月生放送でお届けした大型音楽番組『音楽の日2020』で、アーティストの背景にのべ250人以上のリモート観客を映し出した際にも使われたこのツールは、管理側でマイクやカメラのOn/Offを制御できたり、レイアウトを柔軟に細かく制御しながら使えるなど、出演者と管理者の双方にとって使いやすいものとなっており、大型番組から今回のような小さなイベントまで、ポストコロナ時代の新しいエンターテインメントを見据えたツールとして、今後も活用できると考えている。

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いまは学校でも常にマスクを付けていなくてはならない子どもたちだが、今回のオンラインイベントでは気兼ねせずに大きな口を開けて、大きな声を出すことができて、とても楽しそうな表情が印象的だった。今後も子どもたちの笑顔のために、テレビ局が出来ることを実現していきたい。

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