生態系への悪影響を懸念 富士山で外来植物を除去する講習会

©株式会社テレビ山梨

登山者の増加などにより、本来は富士山に生息していない植物の種が持ち込まれ生態系への悪影響が懸念されるなか、外来植物を除去する講習会が8月25日開かれました。
この講習会は、富士山の生態系を保全しようと山梨県が初めて開いたもので、自然環境の保護に取り組むNPOや自治体の職員など約30人が参加しました。
今年は新型コロナウイルスの感染拡大により富士山の登山道は閉鎖されていますが、去年夏の登山者数は約23万6000人に上っています。
登山者が増加すると、靴の裏などに付着した外来植物の種が持ち込まれるリスクが高まり、外来植物と在来植物が交雑してしまうなど生態系に影響を及ぼすことが懸念されています。
こうしたなか8月25日は、富士山5合目の駐車場でセイヨウタンポポやヨモギなど、富士山5合目に本来は植生しない植物の除去作業が行われました。
参加者は、見た目や手触りなど植物の見分け方について講師から指導を受け、あわせて42キロの外来植物を除去しました。
県では5合目周辺の登山道などに、靴に付着した種などを除去するマットを設置し、外来植物の繁殖の未然防止にも取り組んでいます。