兵庫県内上場企業、4割赤字 4~6月期 コロナ禍で倍増

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 兵庫県内に本社・本店を置く上場76社の2020年4~6月期決算が出そろい、最終的なもうけを示す純損益で赤字だった企業が30社と4割を占めたことが、神戸新聞社のまとめで分かった。新型コロナウイルスの感染拡大による自動車、航空機の減産や、緊急事態宣言に伴う店舗休業、外出自粛などが影響。赤字企業は前年同期の15社から倍増した。

 25日時点で開示を終えていない住友精密工業を除き純損益を集計した。30社の内訳は、前年同期の黒字から赤字に転落が19社、赤字幅拡大が7社、縮小が4社。合計は57億円の赤字で、458億円の黒字だった前年同期から約500億円悪化した。

 赤字額が最も大きかったのは、神戸製鋼所の131億円で、川崎重工業の117億円、ワールドの24億円が続いた。神鋼と川重は、それぞれ自動車向け鋼材の低迷、航空機部材と二輪車の需要減が損失を拡大。ワールドは直営店の休業が足を引っ張った。神姫バス、山陽電気鉄道、神戸電鉄の陸運3社は17億~3億円の最終赤字に。外出自粛で旅客が激減し、在宅勤務の拡大も響いた。

 76社の売上高合計は1兆7001億円と、前年同期(1兆9909億円)から約3千億円下落した。増収は19社にとどまり、57社が減収だった。(大島光貴)