レイズ・グラスナウが13Kの快投 筒香は3打数1安打

【オリオールズ2-4レイズ】@トロピカーナ・フィールド

レイズは先発のタイラー・グラスナウが自己最多となる13奪三振の快投を披露。7回5安打2失点で今季初勝利(1敗)をマークし、レイズは開幕31試合目で今季20勝に到達した。一方、オリオールズ先発のトミー・ミローンは6回途中4安打4失点(自責点2)で今季4敗目(1勝)。遊撃パット・バライカの2失策がいずれも失点につながった。

新型コロナウイルスに感染した影響で調整が遅れたグラスナウは、開幕から先発ローテーションの一角を担ったものの、長いイニングを投げられない状態が続いていた。開幕からの5先発では、前回登板の5回2/3が最長。しかし、今日の試合では96球で7回を投げ抜き、自己最多13奪三振のオマケ付きとなった。

特に5回以降のピッチングは凄まじく、5回表と7回表はいずれも三者三振。6回表にも2三振、4回表の最後の打者からも三振を奪っており、この試合で対戦した最後の10人の打者から9つの三振を奪ったことになる。フォーシームとカーブのコンビネーションを中心に、オリオールズ打線から奪った空振りは24度を数えた。

レイズ打線は1点ビハインドの2回裏にハンター・レンフローとマニュエル・マーゴの二者連続アーチで3点を奪って逆転に成功し、1点リードで迎えた6回裏には崔志萬(チェ・ジマン)の犠飛で1点を追加。2点のリードをグラスナウからジャレン・ビークス、エドガー・ガルシアとつなぐリレーで守り抜き、ガルシアはメジャー初セーブをマークした。

レイズの筒香嘉智は左腕ミローンに対して「8番・レフト」で先発出場し、第1打席は空振り三振、第2打席は見逃し三振に倒れたものの、第3打席は2番手の右腕トラビス・レイキンスSr.からチャンスを広げるヒット。7回表開始時の守備固めでベンチへ退き、3打数1安打2三振で今季の打率は.184、OPSは.668となった。

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