仕事も子どもも諦めないためにタスクの優先順位をきっちりつけ、ストレスになるものは容赦なく断捨離してきたおかげで、どうにか次女も中学生。子育ても終盤のママライターが、ドライな視点で育児のモヤモヤをぶった切ります。
SNSで飛んでくる余計なお世話
おつかれさまです、ポテトサラダはスーパーで買っています。サラマンダー華子です。古い話題ですみません。でも子連れがお総菜を手にするとからまれる世の中には、断固として噛みついていくべきだと思いますよホント。そういうメンタルでこのコラムも展開していく所存です。
さて、昨今は「ポテトサラダくらい作ったらどうだ」と余計なお世話を言い放つ、高齢男性みたいなメンタルの持ち主がSNSでも横行しているようで。試しにTwitterで「ママ友 SNS」で検索すると、愚痴やらモヤモヤやら、恐怖や恨みであふれかえっています。
ということで、ママ友とのいらんSNSなんてやめちまえ!と世界の中心で叫ぶのが今回のテーマです。とくにモヤモヤがたまりやすい、グループLINEをやり玉にあげていきますよ。
なんのためのグループか整理してみよう
とはいえ、スパッとやめられないのが浮世の義理、情報社会とやらに生きるわれわれの悲しき宿命でありますからして、炎上覚悟で脱退するより、それなりに取捨選択しながらうまく泳ぎつつ、自分のメリットにつなげたいもの。
たとえば、私がつくるママ友LINEグループには3つのタイプがあります。
と、こんな感じで用途に合わせて使い分けています。そう、ほとんど業務連絡なんです。悪口が介在する余地が少なくてすみます。
一度ご自分のLINEグループをカテゴリー分けしてあなたにとってのメリットを整理してみてはいかがでしょう。SNSはあくまで情報ツール。利用したいときに使うもの。自分にとって価値がなければ参加しないし、用がないときは放置でいいんです。
関係ない情報は無視でいい
ドライに使い分けつつも、それでも余計な情報が入り込むことはあります。悪意のないやりとりの中に生じるモヤモヤ、ありますよね。そんなときは華麗にスルーしましょう。
1の連絡網系でモヤモヤ、というかびっくりしたのは、我が家のような保育園ママと幼稚園ママのライフスタイルの違い。
それは子どもが小学校に入学してまもないある日のこと。「保護者会の当日、11時から集まってお茶会しませんか?」という優雅なお誘いが届いたんです。
保護者会の開始予定、何時だと思います? 14時ですよ、14時。3時間前から茶ァしばいて待っているとか、どんだけヒマなのよ!?
カルチャーショックって言葉を久しぶりに思い出しましたね。われわれ保育園系は、当然仕事があるから平日の昼間にプライベートで集まる経験がなく、「午前中からお茶会」など発想すらありませんでした。ランチならまだ理解できたんですけどね。
そのときは参加したい人だけ返信すればよかったので、異文化をかいま見た興奮を胸に、そのまま仕事に戻りました。
いいんですよ〜、仲間はずれになったらどうしようとか思わなくて。どうせ他愛ないおしゃべりです。実際、参加したのはクラスの1/5程度でした。みんなそこまでヒマじゃないんです。
ただ、こういう場合、自分は関わらなくても、参加者には目をとめておいていい。人間関係におけるなんらかの情報を得たいときに、このうちの1〜2人に個人的に接触するため。PTAの役員を務めている人もいて、先生に関する情報などもそっと教えてもらえます。
「疎外感」は情報収集タイム
2の七夕系も、雑談が入りやすいぶん、たまーに話に入っていけなくて疎外感を抱えることも。私の場合、2020年の年明けがまさにそれ。私はフリーライターという自営業のため、大晦日ギリギリまでクライアント宛の年賀状を書いていたりして、年末年始はバタバタしています。
対して、みんなは家族で海外旅行に出かけていたらしく、それはそれはキラキラした写真付きで報告が届きました。「バリ島に行っていた」「ドイツ経由でスペイン」「今年はカリブ海」……そっとスマホを閉じたよね。
でもまあ、ここは再びポジティブに考えてみようじゃありませんか。こんな会話でもいつかきっとなんかの役に立つかもと……。
ひとつは、次に会うときの話題をゲットできるってこと。LINEはそっと閉じつつも、リアルで会ったとき「バリ島どうだった?」と話を振れば、ちょっと距離があるなあと感じる相手とも、ほどよい温度で会話ができます。
あ、これ、われわれライターが著名人のインタビューにもよく使う手なんです。事前に相手の情報をある程度つかんでおいて、快く話してくれそうなテーマから距離を詰めていく。質問者が会話のイニシアティブを握れますしね。合いの手を入れつつ、「機内は大変じゃない?」「ホテルは?」と適度に話を振ってみてください。
ふたつめは、まあ、これはおまけ。自分も海外旅行に興味があれば、情報収集にもなるかな。少なくとも「この家は旅行好き」というデータは、お付き合いを続ける上で役立ちます。会話の輪の内側に入れないからとイライラするより、外側から「へえ〜、そうなんだ〜」と横目で眺めていましょう。
「ママ友」は友だちじゃない
「もう疲れた!」「そんなポジティブに考えられない!」と、かなり追い詰められているあなたは、名前だけ置いておいてそのグループは放置しちゃいましょう。で、そのうちスマホの機種変更でもしてフェードアウト。
いいのよ抜けて。育児に仕事に家事にと忙しいのに、そんなイライラに関わっていられますかってんだ。
生活に忙しいのはほかのママもいっしょ。ベタベタした付き合いができないからって落ち込む必要はありません。そもそも「ママ友」と世間はいうけれど、彼女たちは子どもの友だちのママであって自分の友だちではない。便宜上「友」という字がついているだけ。
もちろんピンチのときはサポートするけれど、ストレス源になるほど深入りはさせねえ。それくらいのメンタルでいいんじゃないかなあ。あなたのそのグループLINE、パワーをかけるに値します?
【コラム】LINEつながりを「副業の素」にしてみた
LINEに縛られたくない、だからと言ってやらないわけにいかない……ということで、LINEのゆるいつながりは、将来「なにかを販売したり・営業するかもしれない」という風に考えるようにしました。
ママ友対策としてLINEの公式アカウントをつくる
LINE for Business|LINEが提供する法人向けサービス
LINEの公式アカウントはメールアドレスだけで作成可能。普段使っているアカウントとは別に開設できます。もちろん音声通話・ビデオ通話・チャットなどの機能も使えます。ただし1ヶ月に1000チャットを超えて利用したい場合、有料となります。
LINE公式アカウントのメリット
ママ友に対してこんなことが可能
1.ママ友にキャンペーンなどの一斉配信が可能
グループになっていなくても一斉配信ができるので、副業などをスタートしたときなどの告知に便利です。たとえば週末カフェや、ネイルサロンなどをオープンした際の告知などが可能です。
2.クーポン・ショップカードの設定が可能
公式アカウントは、主に店舗やファンをもつアーティストなど向けて用意されているので、便利な機能が満載です。
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