アスパラガス、一緒に作ろう!

川西町など、栽培PR動画を企画

©株式会社山形新聞社

アスパラガス栽培の魅力を動画で伝えようと、撮影に臨むアスパラガスレンジャー3人=川西町

 アスパラガス栽培に取り組む就農者を増やそうと、川西町、JA山形おきたま、県置賜総合支庁は栽培の魅力をアピールする動画作りに着手した。いわゆる「戦隊もの」の設定で、アスパラガスレンジャーを称する3人がそれぞれ営農、出荷流通、補助制度などを指導する。各回1分半ほどの長さに編集し、無料通信アプリ「LINE(ライン)」の東南置賜地域でアスパラガス新規就農者が参加しているグループに投稿する予定という。

 アスパラガスは収益性が高く、多くの肥料を必要とするが、栽培難易度については「基本的な栽培事項を踏まえれば、それほど技術的なハードルは高くない」(同支庁農業技術普及課)という。さらに置賜地域の場合、収穫期が春と夏の2度あることの“うまみ”もあり、畜産業が盛んで耕畜連携も取りやすいメリットがある。

 川西町でアスパラガス栽培に取り組む農家は約60人。市場からは販売量を増やすようにと要望が来ており、一人でも多くの担い手確保が急務となっている。県内では最上地域が最も盛んだが、条件が整っている置賜地域でも生産規模を拡大しようとする動きが活発化している。一方で、栽培を始めたものの、すぐにやめていく人も多いという。定着を図るため、不安や本当の魅力を見いだせない農家をサポートしようと、動画の制作を企画した。

 レンジャー3人は同JA職員と町職員で構成。アスパラガスの種類になぞらえ、コードネームを▽グリーン▽ホワイト▽パープル―の3色とした。第1回分の撮影は同町吉島地域の畑で行われ、戦隊ヒーローらしくサングラス姿のレンジャー3人が「一緒に作ろう」などと呼び掛けた。