新型コロナ 長崎県が中傷相談窓口を開設 弁護士費用、県が一部負担

©株式会社長崎新聞社

 長崎県は26日、新型コロナウイルス感染関連の誹謗(ひぼう)中傷や偏見を抑止しようと相談窓口を開設する。会員制交流サイト(SNS)などインターネット上の書き込みの削除や必要な調査を弁護士に要請する場合は、経費の一部を県が負担する。
 県によると、感染者やその家族らへの中傷などが社会問題となり、感染者が差別を恐れて行動歴を明らかにできず感染拡大につながりかねないという。また医療者への中傷などは退職を誘引し、医療体制の崩壊につながる懸念もあるとしている。
 このため県人権・同和対策課に相談窓口を開設。県OBの相談員が原則電話(095.894.3184)で相談を受け付ける。必要に応じて面談でも事情を聴き、関係部局や関係機関に連絡し改善に向けて対応する。相談日時は平日午前9時~午後5時45分で、水曜日は午後8時まで。
 またネット上の書き込みの削除や投稿者の特定の依頼があれば、県弁護士会推薦の弁護士を紹介。弁護士相談料は1件につき30分5千円で、5時間5万円まで県が負担。また調査費は30万円を上限に、県が半分を負担する。
 このほか県の相談員はネット上の投稿を監視し、悪質なものがあれば画像を保存。相談者に訴訟の証拠などとして提供するほか、脅迫疑いなど事件性があれば警察に通報することも検討するという。