熱中症で児童6人搬送 川崎市立小、校庭で体育の授業

 26日午前9時半ごろ、川崎市中原区今井西町の市立今井小学校で、校庭で体育の授業を受けていた6年生の男女6人が熱中症とみられる症状を訴え、救急搬送された。いずれも軽症で、その日に帰宅したという。環境省と気象庁は同日、神奈川県内に熱中症警戒アラートを発表していた。

 市教育委員会や市消防局によると、6年生の1クラス31人がリレーの練習をしていた。終了直前に女児2人が体調不良を訴えたため、男性教諭が119番通報した。教室に戻った後、さらに男児2人、女児2人の具合が悪くなった。

 市教委によると、同校では昨年5月の運動会でも、5年生の女児1人が熱中症で救急搬送され、運動会は午前中で中止になった。

 市教委は「児童の健康状態を確認するなど注視する。各校には屋外活動について改めて注意を喚起する」としている。

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