前田健太が「パワプロ」とコラボ! 不満だった自身の能力値「スライダー1種類じゃない」

ツインズ・前田健太が「パワプロ」とコラボ!【画像:(c)Konami Digital Entertainment】

「スライダーは実際に投げ分けているから、1種類じゃないってずっと言いたかった」と本音

人気野球ゲーム「実況パワフルプロ野球」シリーズと、メジャーリーグ・ツインズで活躍する前田健太投手がコラボすることが26日、分かった。前田本人が監修した「理想のマエケン」がモバイルゲーム『実況パワフルプロ野球』と家庭用ゲーム『eBASEBALLパワフルプロ野球2020』に登場する。

今回のコラボでは前田本人が球種や特殊能力などの各データを監修。現在ゲーム内に搭載されている自身の能力値に対して不満を漏らしていた前田に、KONAMIが「理想のマエケンを作ってください」とオファーしたことで実現した。これまでに選手本人が能力値を監修した例はヤンキースの田中将大投手、エンゼルスの大谷翔平選手(実況パワフルプロ野球)、カブスのダルビッシュ有投手(プロ野球スピリッツA)に続く4例目となる。

前田はこの日、自身のYoutubeチャンネルを更新。コラボが決まったことを知らされ「(ゲームの中に)出れるの? オレ」と興奮を隠せない様子。自分の納得いく能力を搭載できるとあって「僕と言えばスライダー。(スライダーは)6種類くらい搭載してほしい」と無茶振りし「スライダーの変化量5(MAXは7)は不満」「(オリジナル変化球の)マエケンスライダーがほしい」「チェンジアップではなくてスプリットチェンジ。もっと落ちてほしい」と続々と注文を並べた。

さらには「スライダーは実際に投げ分けているから、1種類じゃないってずっと言いたかった」と、実際の投球に関する裏話も披露。現在、ゲーム内では1種類しか搭載されていないスライダーへの並々ならぬ思いを明かした。

自身のYouTubeチャンネルでも“パワプロ裏話”を披露

動画の中では、他にもKONAMI制作陣からの様々な質問に回答。目標とする投手にはダルビッシュを挙げ「圧倒的にすごい。ああいうピッチャーになりたい」と目を輝かせた。また、高校通算27本塁打を放つなど打撃面でも存在感を発揮していたPL学園高校時代の金属バットへのこだわりを語るなど、知られざる逸話も明かしていた。

幼少期から「パワプロ」シリーズに親しんできたという前田は「初登板でジャイアンツ戦に投げたときは、相手打者のパワプロ上の能力を頭に入れていた。『高橋由伸さんはミートA、パワーB』とか……」と“野球選手でパワプロ好きな人あるある”も披露。前田は動画の最後に「やっと自分で(能力値を)決められる。みなさんに最高の選手をお届けできると思う」と満足気に語った。

コラボ企画の進捗状況や、ゲーム内での搭載時期についでは前田の公式Youtubeチャンネル「マエケンチャンネル」などで発表される。

【写真】自身の能力値に不満!? コラボで変わる!? 現在の前田健太の「パワプロ」能力値詳細

自身の能力値に不満!? コラボで変わる!? 現在の前田健太の「パワプロ」能力値詳細【画像:(c)Konami Digital Entertainment】 signature

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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