立命館大学、2学部移転で大阪いばらきキャンパスを「ソーシャルコネクティッド・キャンパス」へ

立命館大学は2020年8月25日に記者会見を開き、映像学部・研究科(衣笠キャンパス)と情報理工学部・研究科(びわこ・くさつキャンパス)を大阪いばらきキャンパスに移転することを発表した。移転時期は2024年4月。同時に株式会社NTTドコモ、西日本電信電話株式会社と連携協定を締結し、大阪いばらきキャンパスを、社会課題を解決するための実証実験や価値創造を行うプラットフォームへと改革する。

アート・ビジネス・テクノロジーの領域から映像の制作と研究にアプローチする映像学部と、情報通信技術に関わる広範な領域を網羅する情報理工学部は、IoTやAIなど最先端のICTを学べる学部として国内外から注目を集めている。両学部ともにデジタルテクノロジーを基盤とし、ウィズコロナの新たな時代に向けた教育への取り組みと親和性が高く、また、Society5.0時代における様々な社会課題の解決に向けた貢献が期待される学問分野といえる。

立命館大学はこれらの個性ある2学部2研究科の移転を機に、大阪いばらきキャンパスを「ソーシャルコネクティッド・キャンパス」へと改革し、学術研究・教育・産業界などさまざまな分野を繋ぎ、地域社会の発展に導くプラットフォームを目指す。

NTTドコモおよびNTT西日本との連携協定はその一歩で、両社の有する様々な先端情報技術やデジタルマーケティングのノウハウを共有し、ともに社会共生価値の創出に貢献できるよう取り組む。成果は他キャンパスの教育・研究へも展開し、新たな教育・大学のあり方を示すことで、企業や自治体などからも「連携したい」と期待されるキャンパスをつくっていく。

仲谷善雄立命館総長・立命館大学長は、両学部・研究科の移転について『デジタル技術が急速に進展し、また社会全体が新型コロナウイルス感染症の影響を受けるなか、教育、研究、また大学はどうあるべきかが問われている。AI・IoT、デジタルテクノロジーや感性、クリエイティビティを共通軸とする両学部・研究科の大阪いばらきキャンパス移転を機に、最新の映像表現と情報技術を融合させ、今まさに社会が求めている、新しい教育、大学の姿を創造していきたい』と展望を語っている。

参考:【立命館大学】映像学部・研究科、情報理工学部・研究科のOIC移転について

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