ジョン・レノンが生誕80周年記念ベスト盤リリース決定、息子ショーン初プロデュース

ジョン・レノンが、生誕80年を迎える10月9日に新たなベスト・アルバム『ギミ・サム・トゥルース.』を発売することが決定した。

ヨーコ・オノがエクゼクティヴ・プロデューサーを務め、プロジェクト初参加となるショーン・レノンがプロデュースした今回のコレクションは、ヨーコとショーンの2人が選曲した楽曲を、グラミー賞を複数回受賞しているポール・ヒックスが一からリミックスを施し、さらに高音質に生まれ変わらせた。

『ギミ・サム・トゥルース.』では、ジョン・レノンのビートルズ後のキャリアを辿り、『ジョンの魂』(1970年)、『イマジン』(1971年)、『サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ』(1972年)、『マインド・ゲームス(ヌートピア宣言)』(1973年)、『心の壁、愛の橋』(1974年)、『ロックン・ロール』(1975年)、『ダブル・ファンタジー』(1980年)、そして彼の死後の1984年発売の『ミルク・アンド・ハニー』まで、ソロ・アルバムのすべてを網羅した選曲となっている。

アルバム・タイトルの“ギミ・サム・トゥルース”は、政治家の欺瞞(ぎまん)や、偽善、戦争などを激しく非難した、1971年発表の楽曲「真実が欲しい」にちなんで付けられており、フェイク・ニュースがあふれる、何が真実かわからない今の時代にも通じる内容だ。

またアルバム・ジャケットの写真は、ジョンが MBE勲章を返還に行った日に撮影された、彼にしては珍しい横顔の白黒写真となっている。アルバム・ジャケット、CDと LPのブックレットと文字のアートワークは、デヴィッド・ボウイの『ヒーザン』、『リアリティ』、そして『ザ・ネクスト・デイ』などのアルバム・ジャケットを手がけ、ボウイの『ブラックスター』のパッケージでグラミー賞を受賞したジョナサン・バーンブルックが担当。

ヨーコ・オノ・レノンは、デラックス・エディションに付属するブックレットの序文で次のように記している。

「ジョンは最高にユーモアに溢れ、思いやりのある素晴らしい男性でした。彼は正直でいることをモットーとしていて、人々の力で世界は変えられると信じていました。それはその通りなのです。私たちは、自分たちのために、そして私たちの子供たちのためにより良い世界を実現する責任があります。真実は私たちが作り出していくもの。私たちの手の中にあるのです。」

本作品は、36曲を2枚のCDとブルーレイ・オーディオ・ディスクが付属したデラックス・エディション・ボックス・セットをはじめ、他にも様々なフォーマットで発売される。

なお現在、同作品から“インスタント・カーマ”の新リミックスが配信中となっている。(試聴はこちら

■商品情報

ジョン・レノン

『ギミ・サム・トゥルース.』

予約などはこちら

(1)2CD + 1ブルーレイ収録<輸入国内盤仕様/完全生産盤>UICY-79255

価格:8,500円+税

2CD+1ブルーレイを収録したデラックス・エディション。

(2)2CD  UICY-15941/2

価格:3,600円+税

2CDエディション。

(3)1CD   UICY-15940

価格:2,500円+税

1CDエディション

(4)2LP<輸入国内盤仕様/完全生産盤> UIJY-75178/9

価格:7,500円+税

2LPエディション

(5) 4LP<輸入国内盤仕様/完全生産盤> UIJY-75180/3

価格:13,000円+税

4LPボックス・エディション

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