V長崎 29日に大宮戦 ホームで新旧指揮官対決

新旧指揮官対決となる今節。V長崎の手倉森監督(左)が首位の貫禄を見せるか、大宮の高木監督が浮上のきっかけをつかむか

 明治安田J2第15節は29、30日、各地で計11試合が行われる。10勝2分け2敗(勝ち点32)の首位V・ファーレン長崎は29日午後7時から、長崎県諫早市のトランスコスモススタジアム長崎で6勝2分け5敗(同20、1試合未消化)の9位大宮と対戦。V長崎を知る新旧指揮官の今季初対決は、チケット完売の注目カードとなっている。
 今節から、中2、3日で試合が組まれる5連戦の2巡目に入る。V長崎にとってはアウェーが多い過酷なスケジュール。対戦相手も新潟、甲府、磐田と上位が並ぶだけに、まずはホームで白星スタートを切って弾みをつけたい。
 2018年まで6年間、V長崎を指揮した高木監督が率いる大宮は、第5節に首位から陥落して以降、急失速。8月は2分け3敗と勝利から見放されている。5試合で10失点と持ち前の堅守が影を潜め、得点力不足も顕著。26日に加入が発表された長身FWイバのコンディションが、チーム浮沈の鍵を握りそうだ。
 V長崎は昨季、ホームで0-1、アウェーで0-3と完敗した。高木監督は古巣との一戦に向けて、今回も周到な準備をしてくるのは間違いない。迎え撃つ手倉森監督も「去年はわずかな(昇格の)可能性があるときに勝ち点差を引き離されるような負け方をした。今回は逆にそのチャンス。生かしておけば、間違いなく昇格争いのライバルになる。激闘覚悟」と早くも火花を散らしている。

 


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