ワンストップで子育て支援 諫早市すくすく広場開所

親子交流ホールで過ごす親子連れ=諫早市すくすく広場

 妊娠から出産、育児まで切れ目なくワンストップでサポートする拠点施設「諫早市すくすく広場」が26日、長崎県諫早市栄町に開所した。保健師らが相談に応じる子育て世代包括支援事業をはじめ、乳児健診などの母子保健事業や親子交流ホール、同市初のファミリー・サポート・センター事務局を整備。同日、宮本明雄市長ら関係者10人が出席し、開所を祝った。
 同広場は、市が2016年度から、栄町東西街区市街地再開発ビルの西棟(アエルウエスト)2階の1087平方メートルに整備。保健師や助産師、保育士ら計11人体制。総事業費は約6億4千万円。
 子育て世代包括支援事業では妊娠期や出産後の助言、子どもの発達などの相談、子育て支援サービスの情報提供などを担う。ファミリー・サポート・センターは、子どもの一時預かりを希望する人と家庭での預かりが可能な人との連絡、調整を担当。市内に住む生後4カ月から小学6年までの子どもがいる人が無料で登録できる。
 これまで市健康福祉センター(宇都町)で実施していた母子保健事業は同広場に移転。乳幼児らの交流の場だった中央子育て支援センター(野中町)も、親子交流ホールに移された。
 開館時間は月曜、水~金曜午前9時~午後5時。親子交流ホールは午前10時~午後4時(火曜休館)。新型コロナウイルス感染防止のため、当面、事前予約制。同広場(電0957.46.5276)、ファミリー・サポート・センター(電080.8573.2039)。

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