オリラジ中田「現時点での僕の集大成」 自伝『幸福論』で半生を振り返る

©株式会社マイナビ

お笑いコンビ・オリエンタルラジオの中田敦彦が、最新刊『幸福論 「しくじり」の哲学』を8月28日より全国順次発売する。

オリエンタルラジオの中田敦彦

藤森慎吾とのお笑いコンビ・オリエンタルラジオ、『NHK紅白歌合戦』にも出演したダンス&ボーカルユニット・RADIO FISH、オンラインサロン「PROGRESS」の運営、そして、「中田敦彦のYouTube大学」を筆頭に累計チャンネル登録者数が300万人を突破したトップユーチューバーとして活躍を続ける中田。数々の成功を収めてきたが、本書のサブタイトルに『「しくじり」の哲学』とあるように、栄光と挫折を繰り返してきた。

オリエンタルラジオとしてデビューして間もなく、リズムネタ「武勇伝」でトントン拍子で芸能界を昇りつめ、冠番組を幾つも持つほどの人気を得ながら、ほどなく失速。話題性も仕事も激減した。しかしそこから相方の藤森は「チャラ男」キャラで再ブレイク。続いて中田もテレビ番組 『しくじり先生俺みたいになるな!!』 の講師役が好評を博し、知性派芸人として藤森に負けず劣らずの再ブレイクを果たす。しかし、中田は他のトークバラエティ番組に「ひな壇芸人」の1人として出演した際、「このままでいいのか」とふと疑問を持つ。

そんな疑問にとらわれたのを機に、自分のやりたいこと、スタンス、個性をより明確にしようと、芸能活動の方針を変える。その一手がダンス&ボーカルユニット「RADIO FISH」の結成だった相方の藤森、中田の弟でダンサーのFISH BOYら総勢で6人からなる「RADIO FISH」は、楽曲「PERFECT HUMAN」で一世を風靡し、2016年の大みそかには『NHK紅白歌合戦』にも出演を果たす。

2019年4月からはYouTubeに注力。『中田敦彦のYouTube大学』と銘打たれたチャンネルは開設からわずか1年でチャンネル登録者数200万人を突破。そして2020年8月現在、チャンネル登録者数は280万人を突破し、トップユーチューバーの仲間入りを果たした。『中田敦彦のYouTube大学』はYouTubeの世界では「教育系」と呼ばれるカテゴリーに位置付けられ、そこで「歴史」「文学」「物理」「数学」「ビジネス」といった教育系ジャンルを幅広く独自の視点で楽しく解説し、老若男女問わずファンを獲得している。

いま『中田敦彦のYouTube大学』のための膨大な読書、そして撮影の時間と、自身が主宰するオンラインサロン「PROGRESS」の活動にほぼすべて費やされているという中田。同書は、初めて自ら語る家族のこと、相方・藤森のこと、さまざまな苦闘や喜び、自身の半生を幼少時から現在まで振り返り、「幸福とは何か?」について考察した、渾身の一冊となっている。

中田は「僕にとって大きな節目になる本です。現時点での僕の集大成と言っていい。成功も、失敗も、喜びも、涙も、おおよそ僕が経験したことのすべてが詰まっています。しくじってしくじって、笑われて笑われてきた僕だからこそ、読者のみなさんに伝えられるものがあるんじゃないかと思っています。成功がすべてじゃないし、がんばることがすべてじゃない。たとえ失敗してもそのプロセスが楽しかったのなら、僕はそれを肯定したい。つらくてがんばれないひとがいるのなら、僕はそのひとを肯定したい。そうやって肯定していくことで世界は美しくなっていくのだと信じています」とコメント。

「タイトルどおり、この本のテーマは『幸福とはなにか』です。幸福とはなにか――。実は最近までぼくはそんなことを考えたことなんてありませんでした。でも、テレビを離れて、YouTubeやオンラインサロンの活動に軸足を移すようになって、僕のなかでなにかが大きく変わっていった。そしていつしか、ひとはいかに生きるべきか? という問いが僕のなかに生まれたんです。僕らはつねに成功を求めようとするけど、それを人生の基本にしようとするけど、ほんとうにそのスタンスは正解なのか。そこにしか幸福はないのか」と伝え、「僕は『YouTube大学』を配信するようになって日々たくさんの書物に接してきました。そのたくさんの書物から得た知見も交えつつ、思索を深めてみたのが本書です。20代のぼくだったら“サクセス”のことしか考えられなかった。でもキャリアの浮き沈みを潜ったいまだからこそ言えることがある。みなさんに楽しく読んでもらえれば望外です」とメッセージを寄せた。