週末の天気 北日本は広く雨 晴れる東・西日本も猛暑と天気急変に注意 新たな台風発生も

 今週末も東日本や西日本では晴れる所が多いが、猛暑が続き、天気が急変するおそれもある。

 一方、北海道や東北北部では前線の影響で広く雨となりそうだ。

 また、南の海上にある熱帯低気圧が週末中に台風になる見通しで、今後の動きに注意が必要となる。

続く猛暑と熱帯夜 急な雷雨にも注意

土日の天気と最高気温

 今週末も東日本や西日本を中心に猛烈な暑さが続く。

 気温は軒並み35℃前後まで上がって、体温を超える暑さになる所もありそうだ。

 朝晩もあまり気温が下がらず、熱帯夜も続く見通し。

 長引く暑さで体に負担がかかっているため、無理をせず、なるべく暑さを避ける行動を心がけてほしい。

土曜[上]と日曜[下]の夕方の発雷確率

 また、この暑さや湿った空気の影響で大気の状態が不安定になるため、天気の急変に注意が必要となる。

 広い範囲で晴れるものの、急に雨雲がわきだし、雷雨になるおそれがある。

 全く雨が降らない所もあるが、局地的には激しい雷雨になるため、落雷や突風などにも注意が必要だ。

北日本は天気崩れる

土曜午後6時[上]と日曜正午[下]の雨の予想

 一方、北日本は前線が南下する影響で、広い範囲で雨が降りそうだ。

 あす29日(土)は北海道の道北から次第に雨の範囲が広がり、30日(日)にかけて、東北北部でも天気が崩れる見込み。

 ザッと雨脚が強まり、雷を伴う所もあるため、雨の降り方に注意が必要となる。

新たな台風発生も

28日(金)正午の実況天気図と雲の様子

 現在、フィリピンの東海上にある熱帯低気圧が、あす29日にも台風に変わる見込みだ。

 台風が発生する海域は海面水温がかなり高く、台風が発達しやすくなっており、沖縄や奄美地方では早ければ、30日(日)ごろから影響がでてくる見通し。

 台風進路によっては、来週はじめにかけて大荒れの天気になるおそれがあるため、今後の情報に注意が必要だ。

(気象予報士・多胡安那)

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