新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は28日、10歳未満から60代までの男女19人の感染が新たに確認された、と発表した。うち市内の私立幼稚園が5人、同市川崎区内の病院が3人で、市はこれまでの感染者を含め、いずれも集団感染が起きたと判断した。市発表の感染者数は累計1091人となった。
市によると、幼稚園では、10歳未満の女児2人と、いずれも20代の女性教諭3人が感染。25日に陽性と判明した教諭の担任するクラスの園児と同僚で、幼稚園での感染者は計6人となった。
一方、病院では、40代の男性看護師、20代の女性看護師、40代の女性臨床検査技師の3人が感染。26日に医師と看護師の2人が陽性と判明しており、病院での感染者は計6人となった。
感染者19人の症状は中等症2人、軽症12人、無症状5人で、8人の感染経路が不明という。
年代別では、20代5人、10歳未満が4人、30.40代が各3人、50代2人、10.60代が各1人。居住区は川崎区6人、宮前区5人、多摩区4人、横浜市3人、中原区1人だった。
