V長崎とコラボ「V・ドリル」作成 東彼杵町、背番号使い楽しく計算

東彼杵町が作成した「V・ドリル」

 長崎県東彼東彼杵町は、サッカーJ2、V・ファーレン長崎(V長崎)とコラボレーションした児童向けの計算ドリル「V・ドリル」を作成した。選手の背番号を使った数式を解きながら、顔と名前を覚えてもらう狙い。V長崎の公式サイトでダウンロードできる。
 Jリーグクラブが、まちづくりや教育活動などで地域と協力する「Jリーグ社会連携(シャレン!)」の一環。同町は3月、V長崎スタッフを招いたサッカー教室を開催した。ドリルは、新型コロナウイルス感染拡大の影響でイベント型の活動が難しくなる中、子どもたちとクラブとの接点を作ろうと、同町役場が企画した。
 ドリルの表面には選手の顔写真を使った数式、裏面には選手の全身写真と名前、背番号を掲載。数式に選手の背番号を当てはめて計算し、導いた数字を背番号に持つ選手が「答え」となる。
 学童保育「にこにこはうす」では児童が実際にドリルに挑戦。顔写真と背番号を何度も見返しながら、真剣に取り組んでいた。彼杵小2年の釣本宗太郎君(7)は「少し難しかったけど、選手の顔と名前を覚えてみたいと思った」と話した。

「V・ドリル」に挑戦する子どもたち=東彼杵町彼杵宿郷、学童保育「にこにこはうす」

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