離乳食のはんぺんはいつから?後期・完了期レシピ【管理栄養士監修】

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しっとりふわふわで手軽に使えるはんぺんですが、赤ちゃんはいつごろから食べられるのでしょうか。今回ははんぺんの下処理のコツや食べられる量など、離乳食ではんぺんを使う際のポイントを解説します。簡単おいしい離乳食はんぺんレシピもチェックしてくださいね。

はんぺん、赤ちゃんは離乳食でいつから食べていいの?

はんぺんには塩分が含まれているため、離乳中期までは使わないでおきましょう。

・後期の調理:塩抜きして1cm大に切る
・完了期の調理:塩抜きして1cm大に切る。大きめに切って手づかみもOK

■ワンポイントアドバイス■

はんぺんだけで食べる場合は塩抜きを。お料理に混ぜるときは塩抜きせず、はんぺんから出る旨味や塩分を使うとおいしい!

はんぺんはどんな食べ物?

はんぺんは魚肉加工品で、練り物の一種です。白くてフワッとした食感が特徴です。はんぺんがふわふわななのは、卵白や山芋と一緒に練り上げているからです。

はんぺんを与えるときの注意点、塩抜き方法

はんぺんには塩分が含まれています。やわらかく調理しやすいですが、与える時期は離乳後期以降がいいでしょう。沸騰した湯で茹でこぼし、塩抜きしましょう。
また、魚、卵など様々な原材料を使用して作る加工食品ですので、色々なものを食べ慣れてから始めましょう。

離乳食のはんぺん、下処理・下ごしらえの方法

加熱のコツ

はんぺんはそのままでも食べられる食品ですが、離乳期は加熱してから与えましょう。加熱が長すぎると萎んでしまいますので、3〜5分程度茹でます。

電子レンジ加熱だと萎みやすい

はんぺんは気泡を含んだ食品で、加熱すると気泡が大きくなることで膨張し、その後温度が下がると膨張した分萎んでしまいます。電子レンジのような食品内部からの加熱では急激に気泡が膨張し、加熱後すぐに萎んでしまうので、ふわふわ感がなくなってしまいます。

■ワンポイントアドバイス■

ふわっと感を活かした調理にしたいですね。

はんぺんの離乳食、よくある疑問

はんぺんを与える場合、量はどのくらい?

はんぺんは白身魚を主体とした食品ですので、たんぱく質系の食品として考えます。たんぱく質系の食品の目安量は、含まれるたんぱく質の量によって決められています。
はんぺんに含まれるたんぱく質は生魚の約半分程度ですので、魚の2倍くらいの量は食べられる計算になります。ただし、塩分を含みますので、そのまま食べる場合は塩抜きした物を与えるようにしましょう。離乳後期で30g程度、9等分したもの2かけら程度が目安となります。

冷凍保存できる?

はんぺんは冷凍保存が可能です。解凍する場合は、使用する半日程前に冷蔵庫に移動するか、凍ったままお料理に使用します。電子レンジでの加熱解凍も可能ですが、気泡が萎みやすく、ふんわり感は減ってしまいます。小さく刻んで冷凍しておいても良いですね!

他の練り物も与えて大丈夫?

練り物食品は、はんぺんの他にかまぼこやちくわなどがあります。これらの練り物は、はんぺんに比べて塩分が多く含まれています。また、はんぺんに比べて弾力が強く、赤ちゃんには噛みつぶしにくいため、離乳期には避けた方がいいでしょう。

はんぺんの離乳食レシピ! 後期・完了期

<離乳後期のレシピ>はんぺん茶碗蒸し

材料(2食分)

・卵 1個
・だし 80cc
・はんぺん 15g
・ほうれん草 20g

作り方

① フライパンに深さ2cm程度になるよう水を入れ、蓋をして火にかけておく
② はんぺん・ほうれん草は7mm〜1cm大にきざむ
③ 卵を溶いたら、ざるや網を通して卵白の塊を除く
④ 材料全てを混ぜ合わせて耐熱容器2つに分け、フライパンに入れて中火で10分蒸す

■ワンポイントアドバイス■

はんぺんと茶碗蒸しがふわプルでおいしいですよ。

<離乳完了期のレシピ>はんぺんグラタン

材料(2食分)

・玉ねぎ 40g(1/5個)
・ほうれん草 20g(1株分)
・はんぺん 40g
・油 大さじ1/2
・小麦粉 大さじ1と1/2
・牛乳 150cc
・顆粒コンソメ ほんの少し
・パン粉 適量

作り方

① 玉ねぎ、はんぺん、ほうれん草は1cm大にきざむ
② 小鍋に油をひき、玉ねぎを炒め、しんなりしたら小麦粉を加える
③ 小麦粉がなじんだら、3〜4回に分けて牛乳を入れてなじませる
④ ほうれん草、はんぺん、コンソメを入れて3分煮込み、耐熱皿2つに分ける
⑤ パン粉を散らしてトースターで5分焼き、焼き目をつける

■ワンポイントアドバイス■

大人はパン粉のかわりにとろけるチーズをかけるとおいしいですよ。

<離乳完了期のレシピ>はんぺん卵おやき

材料(直径約7cm6枚分)

・卵 1個
・だし 大さじ1
・小麦粉 大さじ4
・はんぺん 30g
・野菜(茹でた小松菜など) 30g
・ごま油 大さじ1/2

作り方

① はんぺん・野菜は7mm〜1cm大にきざむ
② 全ての材料を混ぜ合わせる
③ フライパンにごま油を入れて熱し、大さじスプーンですくって生地を落とす
④ 両面をしっかり焼く

■ワンポイントアドバイス■

卵たっぷりでしっかりめの食感に、はんぺんのふわふわが混ざって、食感が楽しいです!

まとめ

はんぺんは塩分を含むので、赤ちゃんにあげるのであれば後期以降にしましょう。大人はバターで焼いて醤油をたらしたり、チーズを挟んで焼くだけでもとってもおいしい一品になります。是非赤ちゃんと一緒に楽しんでくださいね!

この記事の執筆者
奥野由 先生(管理栄養士/母子栄養指導士)
前職は加工食品の研究開発職。自身の出産を機に離乳食アドバイザーを取得し、活動を開始する。ベビーフードの開発および監修の他、大阪府高槻市にて離乳食教室開催、育児広場での相談会などを実施。食品科学、調理学をベースに手軽で美味しいレシピの考案に尽力している。
◆離乳食教室 FooMiLab HP:https://www.foomilab.com/

この記事の監修者
川口由美子 先生(管理栄養士/母子栄養指導士)
一般社団法人母子栄養協会 代表理事
女子栄養大学 生涯学習講師。大学時に小児栄養学を学んだのち、育児用品メーカーでベビーフード開発を経て栄養相談、離乳食レシピ執筆、講演会に携わる。2児の母。現在は、母子栄養協会にて離乳食アドバイザー®他、専門家を養成している。
◆一般社団法人母子栄養協会HP:https://boshieiyou.org/

(文:奥野由 先生、監修:川口由美子 先生)

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