水前寺競技場、メインスタンド屋根撤去へ 熊本市

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熊本市がメインスタンドの屋根の撤去を決めた水前寺競技場=熊本市中央区

 熊本市は28日、倒壊の危険性が指摘されていた水前寺競技場(中央区)のメインスタンドの屋根を撤去することを明らかにした。同競技場は、屋根を支える部材に激しい劣化が見つかったため、7月1日から利用を中止して調査を続けていた。

 市の調査では、屋根を支える鋼材1カ所の破断と、13カ所の亀裂を確認。鋼材のつなぎめや柱脚と基礎をつなぐボルトの不具合も計20カ所で見つかった。サビなどの腐食は屋根全体に及んでいた。

 市は部材の損傷が激しく、補修には時間とコストがかかることから、撤去が望ましいと判断。9月定例市議会に提案する2020年度一般会計補正予算に解体費1億2300万円を計上した。

 市は年度内にも解体を終え、利用を再開したい考え。新たに屋根を設けるかどうかは今後、検討する。

 現在の水前寺競技場は1951年に建築し、屋根は81年に設けた。(久保田尚之)