「嵐」ファン集う松本神社、参拝激減も聖地アピール ネットで絵馬販売、松潤さん誕生日に新作グッズ

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「嵐」ファンの要望を受け、城陽市観光協会が制作した松本神社の絵馬

 人気アイドルグループ「嵐」のメンバー松本潤さんと同じ名前が縁でファンが集う、京都府城陽市奈島の松本神社。絵馬も作られ、大勢の参拝者が訪れる「聖地」だが、新型コロナウイルスの影響で激減した。嵐は今年いっぱいで活動を休止するが、市観光協会は「ファンの願いが集まる場としてアピールを続けたい」とする。

 同神社は近年、インターネットでファンの「聖地」として口コミが広がり、コンサートチケットの当選を祈願する人が集まる。

 ファンの要望を受け、同協会は3年前に絵馬を制作し、1年間で約3千枚が売れた。翌年にも新たに絵馬2種類とストラップを作り、収益は神社の由緒書きの設置費などに充てた。

 同協会の阪部晃啓事務局長は「トップスターの影響は想像以上。授与品を作ったことが地元に還元できている」と語る。

 同神社を参拝するファンの多くは、同様に嵐の「聖地」として知られる大野神社(滋賀県栗東市)などを巡るバスツアーを利用。月平均で約70人が訪れていたが、コロナ禍で3月以降、ツアーは軒並み中止となり、個人の参拝者も減った。

 それでも少数のファンが今も足を運び、活動休止前のコンサートが開けない嵐に向け、「満足のいく活動を多くできますように」などと願いを書いた絵馬を奉納している。

 阪部事務局長は「活動休止の前に多くのファンが訪れると見越していただけに、残念。城陽の知名度を上げてくれた恩返しとして、絵馬の制作などは続けたい」と話す。絵馬は同協会のホームページで注文を受け付け、松本さんの誕生日の今月30日ごろに新作のストラップを発売する。

城陽市内の住宅街の一角にある松本神社。「嵐」のファンが大勢訪れ、絵馬を奉納する(同市奈島)