大雨被害復旧支援 2市から職員派遣 大村市が辞令交付

大雨被害の復旧支援のため派遣された奥さん(左)と江頭さん(右)=大村市役所

 7月の大雨で河川の氾濫や崖崩れなどが相次いだ大村市の復旧作業を支援するため、佐世保、五島両市から派遣された職員2人に、園田裕史市長が24日、辞令を交付した。
 2人は佐世保市公園緑地課の奥稔さん(42)、五島市建設課の江頭翔太さん(29)。派遣期間は同日から12月28日まで。大村市河川公園課に所属し、河川の災害復旧業務に携わる。
 市役所で辞令を手渡した園田市長は「これから本格的に復旧が始まる中、即戦力として力を貸してほしい」と激励。奥さんは「被災した方が1日でも早く日常を取り戻せるよう取り組みたい」、江頭さんは「五島で学んだことを大村で生かし、復旧に貢献したい」とそれぞれ話した。
 市によると、大雨に伴い、市内約40河川で護岸が崩壊するなどし、被害額は約7億6千万円に上る。

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