【新型コロナ】12人の感染確認、うち6人が経路不明 川崎

川崎市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は30日、10歳未満~50代の男女12人の感染が新たに確認されたと発表した。中等症1人、軽症9人、無症状2人で、このうち6人の感染経路が不明という。市発表の感染者数は累計1129人となった。

 市によると、クラスター(感染者集団)が起きた市内の福祉施設で、新たに50代の女性看護師の陽性が判明した。女性は28日にせきや喉の痛みなどの症状が出ており、29日に陽性と分かった。同施設では入居者5人の感染が確認されていた。

 このほか経路が判明している感染者は、感染した同僚や知人らの濃厚接触者が2人、家族内感染が3人だった。川崎区に住む50代の男性会社員が中等症で、同居する妻が25日に陽性と判明していた。

 経路不明の6人は、川崎区に住む50代の自営業女性や高津区に住む30代の男性会社員ら。

 年代別では、50代が5人で最多。30、40代が各2人、10歳未満と10、20代が各1人。居住区は川崎・多摩区が各3人、幸・宮前区が各2人、高津・麻生区が各1人。

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 川崎市消防局は、東京都内在住で40代の男性消防職員の感染を発表した。27日の帰宅後に発熱。30日に陽性と判明した。感染経路は不明で、都の感染者として集計されるという。

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