台風9号 あす9月1日にかけて非常に強い勢力で沖縄へ 暴風・高波・大雨・高潮に厳重警戒

 大型で強い台風9号の影響で、沖縄や奄美ではあす9月1日(火)にかけて大荒れの天気となるおそれがある。暴風やうねりを伴った高波、高潮、大雨に厳重に警戒し、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意が必要だ。

 大型で強い台風9号は、きょう31日(月)午前3時には沖縄の南にあって、1時間におよそ15キロの速さで北へ進んでいる。
 中心の気圧は955ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルで、中心から半径150キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。
 台風は発達しながら沖縄の南を北上し、あす9月1日(火)にかけて非常に強い勢力で沖縄に接近する見込みで、その後は東シナ海を北上して次第に進路を東寄りに変え、2日(水)から3日(木)にかけて西日本に接近するおそれがある。

暴風・高波

 台風の接近に伴い、沖縄ではきょう夜のはじめごろからあすにかけて、奄美でもあすは、一部の住家が倒壊するおそれもある猛烈な風が吹くおそれがある。また、沖縄や奄美では今夜からあすにかけて、海はうねりを伴った猛烈なしけとなる見込み。
 風が強まる前に頑丈な建物の中に移動するとともに、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重な警戒が必要。また、うねりを伴った高波にも厳重に警戒したい。
 なお、台風の北上に伴い、西日本では2日(水)から3日(木)にかけて、暴風や猛烈なしけとなるおそれがある。

大雨・雷・突風

 台風本体や台風周辺の雨雲がかかり、沖縄では今夜からあすにかけて、奄美ではあす朝から雷を伴った非常に激しい雨や猛烈な雨が降り、大雨となるおそれがある。
 土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意し、竜巻などの激しい突風や落雷にも注意が必要だ。
 発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めたい。

高潮

 台風の接近に伴い、沖縄では、あさって9月2日(水)にかけて潮位が高くなり、海岸や河口付近の低地では浸水や冠水のおそれがある。高潮に厳重な警戒が必要だ。

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