離乳食の里芋はいつから?中期・後期・完了期レシピ【管理栄養士監修】

©株式会社マイナビ

独特の粘りがおいしい里芋ですが、赤ちゃんはいつごろから食べられるのでしょうか。離乳食での里芋の開始時期の目安のほか、下ごしらえのコツ、冷凍里芋を離乳食で使う際のポイントなどをお伝えします。離乳食レシピも必見ですよ。

里芋、赤ちゃんは離乳食でいつから食べていいの?

里芋は粘りが強く、飲み込みにくいため、離乳初期は避けましょう。中期になったら食べられますが、里芋のアクがかゆみを引き起こしやすいので、赤ちゃんの体調が優れないときなどは控えましょう。

・中期の調理:皮をむいて茹で、粗くつぶして、だし汁や白湯でのばす
・後期の調理:皮をむいて小さく切り、だし汁やスープで煮る
・完了期の調理:皮をむいて食べやすい大きさに切って煮る、つぶしておやきにするなど

■ワンポイントアドバイス■

粘りがおいしい里芋ですが、食べ慣れない間は、粘りが強く出すぎない調理の工夫をしましょう

里芋はどんな野菜? 旬と栄養素

里芋の旬の時期は「秋ごろ」

里芋は季節を問わず店頭で見かける野菜ですが、8月下旬から12月ごろの秋が旬となります。

里芋の栄養素

里芋の主な成分は炭水化物ですが、水分も多く、他の芋類と比べて低エネルギーなのが特徴です。他にはカリウム、食物繊維が豊富です。また、里芋はアクが強く、食べるとかゆみやえぐみを感じることもあるため、離乳食では茹でこぼしたり、ヌメリをとったりして、アクの影響を減らしましょう。

離乳食の里芋、下処理・下ごしらえの方法

ヌメリをとるコツ

皮ごと茹でたり蒸したりしてから皮をむく、皮をむいてから塩で軽くもむ、とヌメリが和らぎます。

レンジ加熱のコツ

耐熱容器に皮ごと入れてラップをかけ、600Wで4~5分加熱します。竹串をさしてかたければ、もう少し加熱しましょう。

■ワンポイントアドバイス■

下処理が手間に思える里芋ですが、皮ごと調理をすることで、皮むきもぬめり対応も簡単になります。

里芋の離乳食、よくある疑問

里芋で手や口が赤くなりましたが大丈夫ですか?

体調などによっては、アクが強いため、かゆくなったり、赤くなったりすることがあります。茹でこぼすなどのアクを減らす調理の工夫をしてみましょう。口の周りが荒れやすいお子さんはワセリンなどを塗ってからあげるのがおすすめです。

冷凍里芋をつかってもいいですか?

皮むきや下茹での手間が省ける冷凍や水煮を利用するのもいいですね。少しかたいものも含まれることもあるので、離乳食に利用するときはしっかり加熱しましょう。

里芋料理は冷凍保存できますか?

そのまま冷凍すると、食感が変わってしまうことがありますが、茹でてからペースト状につぶすと、冷凍保存しても美味しく食べられます。小分けにしてもいいですし、大人用でもコロッケのようにしたりもつかえますので、大量に茹でたらつぶして冷凍しておいてもいいですね。

里芋の離乳食レシピ! 中期・後期・完了期

<離乳中期のレシピ>里芋のポタージュ

材料(約1回量)

・里芋 1/2個(約20g)
・かつおだし 大さじ2
・豆乳(無調整) 大さじ1

作り方

① 鍋に皮をむいた里芋とかぶるくらいの水を入れて、やわらかくなるまで茹で、取り出したらつぶす
② 鍋につぶした里芋、かつおだし、豆乳を入れ、のばしながら加熱する
※かたければだし汁で調整する

■ワンポイントアドバイス■

ポタージュスープなら、たくさん作って家族一緒のメニューもいいですね。ブレンダーやミキサーを使うと簡単にできます。

<離乳後期のレシピ>里芋のそぼろ煮

材料(約1回量)

・里芋 1/2個(約20g)
・玉ねぎ 10g
・鶏ひき肉 大さじ1(約15g)
・かつおだし 50㏄
・水溶き片栗粉 小さじ1(水:片栗粉=1:1)

作り方

① 里芋は皮をむき、やわらかくなるまで茹で、食べやすい大きさに切る
② 玉ねぎはみじん切りにする
③ かつおだしに②と鶏ひき肉をほぐしながら入れ、アクをとる
④ ③に①も加えて、水溶き片栗粉でとろみをつける

■ワンポイントアドバイス■

だし汁がないときは、水で煮てしょうゆを数滴落とすとおいしくなります。

<離乳完了期のレシピ>里芋チーズおやき

材料

・里芋 1個(約40g)
・とろけるチーズ 大さじ2
・青のり 少々
・油 少々

作り方

① 里芋は皮をむき、やわらかくなるまで茹で、つぶす
② ①にとろけるチーズ、青のりを加え、2つに分けて小判型にする
③ フライパンに油をひき、②を両面焼き色がつくまで焼く

■ワンポイントアドバイス■

チーズを加えることで味付けにもなり、簡単にできあがります。

まとめ

ねばりの強さやアクの処理が必要な里芋ですが、他の食材との組み合わせも楽しめ、レパートリーが広がりやすい食材のひとつです。同じ芋類でも、じゃがいもやさつまいもとはまた違う楽しみ方で離乳食に活用してみましょう。

この記事の執筆者
木下麗子 先生(管理栄養士/母子栄養指導士)
食育教室 キッチンひろばChura 主宰
幅広い年齢の栄養指導や献立作成を経験したのち、現在は、母子栄養協会の認定講師 他、離乳食幼児食教室、お母さん向け料理教室などを運営。助産院や幼児教室などにて食育講座を担当。
◆HP:https://kitchenchura.com/

この記事の監修者
川口由美子 先生(管理栄養士/母子栄養指導士)
一般社団法人母子栄養協会 代表理事
女子栄養大学 生涯学習講師。大学時に小児栄養学を学んだのち、育児用品メーカーでベビーフード開発を経て栄養相談、離乳食レシピ執筆、講演会に携わる。2児の母。現在は、母子栄養協会にて離乳食アドバイザー®他、専門家を養成している。
◆一般社団法人母子栄養協会HP:https://boshieiyou.org/

(文:木下麗子 先生、監修:川口由美子 先生)

※調理撮影:マイナビウーマン子育て編集部
※そのほか挿入画像はイメージです