カージナルス・ウェインライト 39歳の誕生日に完投勝利

【インディアンス2-7カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

カージナルスは39歳の誕生日を迎えたアダム・ウェインライトが122球の熱投で4年ぶりの完投勝利。正捕手ヤディアー・モリーナの通算2000試合出場を白星で飾り、連敗を4でストップした。ウェインライトは開幕から無傷の3連勝。インディアンス先発のアーロン・シバーリは6回5失点で今季4敗目(3勝)を喫した。

ウェインライトとモリーナの名バッテリーが苦しむチームを勝利へと導いた。2回表にタイラー・ネークインの2号2ランで先制を許したものの、その裏にモリーナがヒットで一死一・三塁とチャンスを広げ、一死満塁からデクスター・ファウラーの2点タイムリー二塁打、ディラン・カールソンの2点タイムリーで逆転に成功。その後もファウラーの4号ソロやモリーナのタイムリーでリードを広げた。

モリーナはカージナルス一筋で通算2000試合出場を達成したが、カージナルスで2000試合以上に出場した選手はスタン・ミュージアル(3026試合)とルー・ブロック(2289試合)の2人だけ。いずれもアメリカ野球殿堂入りを果たしている。また、通算1982安打となり、レッド・シェーンディーンストを上回って球団史上6位に浮上した。

ウェインライトはネークインに先制弾を浴びたものの、122球のうち82球がストライクという安定したピッチングで、9イニングを被安打4、奪三振9、与四球2、失点2に抑える快投。今季は5試合に先発して3勝0敗、防御率2.65と年齢を感じさせない素晴らしいパフォーマンスを続けている。

最後の打者を打ち取り、マスクを着用してハグを交わしたウェインライトとモリーナ。両者とも大ベテランの域に突入しているが、チームに不可欠な戦力であり続けている。球史に残る名バッテリーは今季も健在だ。

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