離乳食の白菜はいつから?初期・中期・後期レシピ【管理栄養士監修】

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みずみずしく、優しい味わいの白菜ですが、赤ちゃんにあげる時はちょっとしたコツが必要です。今回は離乳食での白菜の使い方について解説します。赤ちゃんが食べやすい離乳食レシピも紹介しますので、参考にしてくださいね。

白菜、赤ちゃんは離乳食でいつから食べていいの?

離乳期のうちは、白菜の芯を取り除きましょう。中期ごろまではやわらかい葉先を、後期以降は全体を使えます。

・初期の調理:葉先をくたくたになるまで茹で、みじん切りにして裏ごし
・中期の調理:葉先をやわらかく茹で、みじん切り(とろみなどをつけてもよい)
・後期の調理:全体をやわらかく茹で、粗みじんに
・完了期の調理:全体をやわらかく茹で、1cmぐらいにきざむ

■ワンポイントアドバイス■

ペースト状にしやすいですが、水分が多い野菜なので、月齢によってとろみなどの粘度をつけるとより食べやすくなります。

白菜はどんな野菜?

白菜の旬の時期は「冬」

産地を変えながら一年中店頭に並ぶ白菜ですが、一般的な品種の旬は冬となります。冬といったら鍋、鍋といったら白菜、のイメージですよね。

水分豊富でみずみずしい

緑黄色野菜には及ばないまでも、ビタミンCやカリウム、葉酸など幅広くいろいろな栄養素を含む白菜ですが、赤ちゃんがどれだけ栄養を吸収できるかはわかっていません。
白菜の場合、離乳食で発揮される魅力は、何と言ってもみずみずしさ。白菜はその95%が水分なのです。優しい味わいも赤ちゃんに好まれるでしょう。

離乳食の白菜、下処理・下ごしらえの方法

洗い方のコツ

葉先はやわらかく、シワシワになっていることが多いので、流水でよく洗い流します。根元に近いところは土がついていることもあるので、指でこするようにして洗いましょう。

加熱のコツ

熱湯でよく茹でることでやわらかくなります。また、だしや肉・魚などと一緒に加熱することで、白菜自体のうま味が増しますよ。

■ワンポイントアドバイス■

根元の近くは繊維を感じられるところもありますが、加熱をすればやわらかく、甘くなります。

白菜の離乳食、よくある疑問

白菜についている黒い点々、赤ちゃんにあげてもいい?

食べても害はありません。
黒い斑点が出る現象は「ゴマ症」などと言われています。“症”と言っても病気やカビなどではなく、ポリフェノール類の色素が合成されて、白菜の表面に黒い点として現れたもの。安心して食べていいでしょう。

赤ちゃんに生野菜を食べさせてもいい?

赤ちゃんは細菌などへの抵抗力が弱いので、調理の際は衛生面に十分な配慮が必要です。また、生野菜はかたくて食べにくいこともありますので、離乳期は野菜を加熱すると安心です。

葉物野菜、口の中に残ってしまうのはなぜ?

赤ちゃんの咀嚼は、歯だけでなく舌や歯茎なども使いますが、月齢によって動き方が異なります。離乳期は食べる練習期間なので、食べさせ方にも工夫が必要です。葉物は少し食べづらいこともあるので、とろみなどつけて与えましょう。

白菜の離乳食レシピ! 初期・中期・後期

<離乳初期のレシピ>白菜としらすのとろとろ煮

材料(約3〜4回量)

・白菜(葉先のみ) 40g
・しらす 小さじ1(塩抜き済み)
・じゃがいも 中1/4個

作り方

① 白菜は5cmほどの大きさに切ってしっかり茹で、裏ごしする(残った茹で汁はとっておく)
② じゃがいもは皮と芽を取り、水で少し濡らしてラップをかけ、電子レンジ(600W)で約1分半加熱する
③ ②をつぶしながら①としらすを混ぜ合わせ、白菜のゆで汁を少しずつ足してヨーグルト状にする

■ワンポイントアドバイス■

白菜は、離乳初期の赤ちゃんには少しだけ食べにくい食材かもしれません。じゃがいもでとろみをつけると、簡単に食べやすくできます。
また、このレシピの材料は3〜4回分ほどの量なので、あらかじめ取り分けて冷凍保存するといいでしょう。

<離乳中期のレシピ>白菜と鮭のミルク煮

材料(約3〜4回量)

・白菜(葉先のみ) 60g
・生鮭 30g(切り身の1/3程度)
・育児用ミルク(調乳済み) 80cc

作り方

① 白菜は5cmほどの大きさに切って、茹でて粗みじん切りにする
② 鮭は茹でて5mm大にほぐす
③ ①②と育児用ミルクを鍋に入れて火にかける

■ワンポイントアドバイス■

あえて片栗粉などでとろみはつけませんが、ミルクも少しだけとろみがつきます。
一食分を取り分けたら、残った分を冷凍しておくといいでしょう。

<離乳後期のレシピ>白菜と豚肉のチャーハン風

材料(作りやすい量)

・白菜 60g
・豚ひき肉(赤身) 30g
・ごま油 小さじ1
・軟飯 80g
※軟飯のみ、1回量

作り方

① 白菜を5cmほどの大きさに切って、茹でて粗みじん切りにする(茹で汁はとっておく)
② フライパンにごま油を入れ、ひき肉を炒めて火が通ったら、水分をきった白菜を一緒に炒める
③ ②に①の茹で汁大さじ1を入れ、さらに加熱し、水分が少なくなったらフライパンから出す
④ ③に軟飯を合わせる

■ワンポイントアドバイス■

野菜のゆで汁はだしになるので、使いましょう。軟飯に合わせる前の具(③)は冷凍保存OK! また、醤油を加えると大人でもおいしく食べられます。

まとめ

白菜などの葉物は加熱をするとやわらかくはなりますが、食べる時の大きさにばらつきがあると食べにくくなってしまいます。月齢に応じた大きさや状態に調理しましょう。また、白菜だけのフリージングを作り置きしておくと、比較的どの食材とも相性がいいので便利です。

この記事の執筆者
シライカヨコ 先生(管理栄養士/母子栄養指導士)
食品メーカーなどに20年携わったのち、現在はレシピ執筆/企業向け教育・衛生指導/妊産婦食・離乳食・幼児食・学童食の講演/OEM商品開発の提案などを行う。
離乳食アドバイザー認定講師の他、保育園の給食指導やとりわけ離乳食教室などで活動。
テレビ東京『所さんの学校ではおしえてくれないそこんトコロ』出演他
Instagram:https://www.instagram.com/bridal_heath/

この記事の監修者
川口由美子 先生(管理栄養士/母子栄養指導士)
一般社団法人母子栄養協会 代表理事
女子栄養大学 生涯学習講師。大学時に小児栄養学を学んだのち、育児用品メーカーでベビーフード開発を経て栄養相談、離乳食レシピ執筆、講演会に携わる。2児の母。現在は、母子栄養協会にて離乳食アドバイザー®他、専門家を養成している。
◆一般社団法人母子栄養協会HP:https://boshieiyou.org/

(文:シライカヨコ 先生、監修:川口由美子 先生)

※調理撮影:マイナビウーマン子育て編集部
※そのほか挿入画像はイメージです