「青の洞窟」観光ツアーに 天草活性化へ住民ら視察

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伏魔洞(中央奧)を外から視察する有志ら=天草市

 熊本県天草市天草町沖にある海食洞「伏魔洞」を観光ツアーに盛り込んで地域おこしにつなげようと28日、住民有志たちが海から視察。参加者は「世界文化遺産の崎津集落と組み合わせて商品化できる」と手応えを感じていた。

 伏魔洞は、中に入ると深い青色の海面が広がる天草版の「青の洞窟」。この日は住民や市職員など11人が試験航行した。亀浦港を出発し、中生代白亜紀の姫浦断層群を見学しながら、伏魔洞に約30分で到着。洞窟への進入は海が荒れて断念したが、往路で崎津集落の崎津教会やマリア像を巡った。所要時間は約70分だった。

 視察を提案した同市二浦町の自営業、村川喜八郎さん(73)は「これから地域を担う若い人のためにも、海上を巡るツアーを商品化して、地域活性化につなげたい」と話した。参加者からは「断崖絶壁の景観だけでもすごい」「天気次第で別コースを用意する必要がある」「伏魔洞の成り立ちを調べないといけない」などの意見が出だ。

 伏魔洞は6月に熊日に記事が掲載された後、天草宝島観光協会や市役所牛深支所に問い合わせが相次いでいた。(谷川剛)