【カープ】8回の男・塹江敦哉投手 活躍の秘訣は美人の彼女?先輩のイジりにタジタジ

「6年かかった」としみじみ答えるのが若きセットアッパー・塹江 敦哉(ほりえ あつや)選手。今シーズン待望のプロ初勝利を飾った想いをそう語った。

広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』では、カープの勝利を支え、“8回の男”とも呼ばれる塹江投手をフカボリ。勝利の方程式の一角を担う若きサウスポーに話を聞いた。
※以下データはすべて8月29日O.A.時現在

プロ6年目の今シーズン、塹江投手は初の開幕一軍スタートを切った。開幕から連続無失点を続け信頼を勝ち取ると、7月8日のDeNA戦では3者凡退のパーフェクトリリーフで打線の反撃を呼び込み、プロ初勝利を挙げた。

「去年の登板試合数が11試合。それ以上は全部初めての経験なのでわからないこともたくさんある中、その日その日のベストを尽くして全てを経験としてとらえて進んでいる」と今の心境を明かす。

ここまで自己最多の24試合に登板し、リーグ2位の15 ホールドポイント。
「点差が詰まっていたり、終盤の1点勝負になっていたりするとどうしても警戒して自分から崩れてしまう可能性があるので、まずはしっかり向かっていくことが大事。結果的にまだ投げ切る技術が足りないので、しっかり粘れるようにがんばる」とも。

登板ごとに考え、修正し、次につなげる。ひたむきな日々の積み重ねで“確かな手応え”を掴んだきっかけを振り返った。
「ヤクルト戦で2日連続(8月4日、5日)で投げた時。1日目は調子が良くなくてバラバラだったので、とにかくゾーンに投げてどうなるかって感じだったが、2日目は修正して
山崎(晃大朗)さんや西浦(直亨)さんの三振といった、色々と自分のやりたいことができて結果が出たのでよかった。」

殻を破り才能が開花した2020年。キャリアハイを更新し続け、未踏の道を全力で突き進む。
「チームの中で、自分の想像もしくは想像以上の役割ができていると思う。しっかり1年通して一軍で活躍することが目標だったので。(シーズン)残り半分、継続してより良いものにできるよう、がんばりたいと思う」と締めくくった。

不動のセットアッパーとして活躍する塹江投手。番組MCのロザン・宇治原 史規(うじはら ふみのり)は「プロでも積み重ねを重んじるという謙虚な気持ちが大事」と感心する。
一方のロザン・菅 広文(すが ひろふみ)は、インタビュー中、主砲の鈴木誠也選手が乱入してきたシーンに注目。

「塹江くんの活躍の秘訣は…美人の彼女です」と笑って去った鈴木選手に対して、「普通にウソです。余裕でウソです」と戸惑いながら答えた塹江投手。
そのやりとりに菅は
「塹江投手はまじめやから、イジられると“あの返しでボクはあっていたのか?”と考えると思う。今度からは簡単なイジり方をしてあげてほしい。悩む子やから」と、先輩のイジりにタジタジだった塹江投手をフォローした。

広島ホームテレビ
ひろしま深掘りライブ フロントドア(土曜13:00)8月29日放送
ライター 湯谷葉子

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