「猛暑日」8月の半数超 熊本市 県内は9月も厳しい残暑

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照り付ける太陽の下、球磨川支流でバケツに水をくみ自宅へ運ぶ女性。豪雨災害による断水が続き、片付けや洗濯などに使うという=30日午後、球磨村神瀬(小野宏明)

 厳しい暑さが続いた8月、熊本市では最高気温が35度以上の「猛暑日」が16日と半数を超え、30度を下回る日はゼロだった。県内18観測地点のうち、人吉市など3地点で、観測史上最高気温を記録。熊本地方気象台は9月も厳しい残暑が続くとみて、十分な警戒を呼び掛けている。

 気象台によると、九州一帯は7月下旬から太平洋高気圧に覆われ、8月中旬はさらに勢力が強まった。21日以降、台風8号の接近などで大気が不安定になった以外は連日、強い日差しが続いた。

 熊本市では8月17日に今年最高の37・8度を記録。13~22日は10日間連続で猛暑日となった。8月の猛暑日数は、後半冷夏だった昨年の12日や、過去10年の平均日数11日を大きく上回った。

 観測史上最高気温を観測したのは、17日のあさぎり町(37・4度)、19日の人吉市(37・8度)と南小国町(36・5度)。7月の豪雨災害の復旧作業が続く被災地でも、厳しい暑さとなった。

 1カ月間の降水量は、7月が26観測地点のうち12地点で史上最大となったのに対し、8月は熊本市で計103・5ミリと、8月の平年値(173・5ミリ)を大きく下回るなど各地で少雨傾向だった。

 気象台によると、9月の県内は2~3日に台風9号が接近し大気が不安定になるが、その後は下旬まで太平洋高気圧に覆われ、平年より高温になりそう。引き続き熱中症や農作物の生育に注意が必要だ。(堀江利雅)