2020年9月2日（水）の「グランエミオ所沢」第Ⅱ期グランドオープンに先立ち、9月1日（火）報道陣向けの内覧会が開催されました。
同施設は西武グループと住友商事グループが一体となって開発を進めてきたもので、2018年にオープンした「グランエミオ所沢」（第Ⅰ期）と合わせると、周辺エリアでは最大規模となる126店舗を擁する巨大商業施設となります。
内覧会では新たな駅設備もお披露目されました。一般的な駅利用者・鉄道ファン問わず重要なものとしては、やはり中央改札の向かい側に「温かみのある空間」をコンセプトとして設置される新改札が挙げられるでしょうか。
既存改札とつなぐ南北通路も整備され、東西自由通路、2階改札階と3階商業施設階を繋ぐ吹き抜け空間（セントラルプラザ）によって、所沢駅全体がより歩きやすく、便利な空間へ生まれ変わります。
3階には屋上庭園「とこにわ」も整備され、駅リニューアル前に展示されていたレール・枕木・車止めなどのモニュメントも設置されています。
改札内にも注目スポット・駅設備多数！
お子様やご家族向けとしては、改札内の新たな待合スペース「とことこひろば」も見逃せません。木調の仕上げを随所に取り入れ、窓際の木調格子より差し込む光や円形のチェアでやさしさを表現し、誰にでも使いやすい空間として整備されました。
オムツ替えコーナーや授乳室、パウダールーム（女性専用）なども完備されており、改札内でちょっと休憩したり身だしなみを整えたりするのに最適です。また「とことこひろば」の向かいに設置されているダイドードリンコの自販機では紙オムツが購入できるため、いざというときも安心です。
鉄道ファン的な見どころとしてはやはり「屋外デッキ」、ここは譲れません。新改札から入ってまっすぐ進んだその先に設置されていました。屋外の大パノラマと西武の二大路線「池袋線・新宿線」が一望できるようになっています。2019年3月にデビューしたばかりの特急「001系 Laview」をはじめ、さまざまな電車が行きかう様子を見下ろせる格好のトレインビュースポットです。
また、改札内には池袋駅・高田馬場駅で8月18日から使用できるようになった「スマートコインロッカーSPACER（スペースアール）」も設置されています。お支払いは全てスマホで完結、また従来のロッカーにはなかった「鍵の共有」機能がついているのが新鮮ですね。
鍵の共有機能を使えば「Aさんが朝9時にロッカーに入れた荷物を、全く別のBさんがお昼前に同ロッカーから取り出す」といった受け渡しにも使えますし、このロッカー経由でイベントや映画などのキャンペーングッズをお渡しする、といった使い方も可能。今後も百貨店などとの連携を検討しており、珍しいもの好き・ガジェット好きの利用者の目を引きそうです。
※追記
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文／写真：一橋正浩
