新たに3ダム事前放流開始 長崎県 台風接近に備え

 長崎県は1日、台風9号の接近に備え、長崎、対馬両市内の計3ダムで、河川の氾濫などを防ぐための事前放流を始めたと発表した。
 長崎市の高浜ダムと対馬市の仁田ダム、小浦ダムで放流量は毎秒0.05~0.4トン。事前放流している県内のダムは、8月31日に開始した4ダムと合わせて計7ダムとなった。
 事前放流は、ダムを管理する県などが、利水関係者や関係市町と結んだ治水協定に基づき実施。各ダムごとに定めた基準を気象庁の予報雨量が超える場合に、水道や農業用の貯水を3日前から河川に流し、ダムの空き容量を増やす。県は県内の2級河川36水系の44ダムで協定を結んでいる。

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