武井咲が『黒革の手帖』でドラマ復帰!稀代の悪女が令和によみがえる!

■元子ママ、再び…武井咲が『黒革の手帖』の世界に戻ってくる!

2017年夏、松本清張作品初挑戦にして、『黒革の手帖』史上最年少の原口元子役に抜擢され、大きな話題を呼んだ武井咲。“稀代の悪女”と言われる元子を体当たりで演じ、物語が進むにつれ、役とともに大きな成長を遂げていった。銀座のママにふさわしい凛とした佇まい、妖艶な仕草と笑みはまたたく間に視聴者を虜にし、武井はこの作品でまさに女優としての新境地を開拓したのだ。

そんな武井が再び『黒革の手帖』の世界に帰還! 3年ぶりの復活となる今作は、武井にとっても記念すべきドラマ復帰作となる! メガバンクから横領した1億8千万円と借名口座のリストが記された“黒革の手帖”を武器に、銀座の頂点に上り詰めた元子だが、連ドラ最終回では彼女のもとへも警察の手が…。みずからの野望のためだけに突き進んだ若きママだったが、ついにどん底へと転落してしまった。そして3年の時が経ち、時代は平成から令和に――。刑期を終えた元子が、新たなスタートを切るところから物語は始まる。

1958年に松本清張が発表した短編小説『拐帯行』をもとに、古都・金沢で“稀代の悪女”が躍動。すべてを失った女が、再び頂点を目指し、はい上がっていく!

■武井咲、3年ぶりのドラマ復帰!「原口元子以外での復帰は考えられなかった」

今回、約3年ぶりにドラマ復帰を果たすことになった武井。「2017年に『黒革の手帖』の撮影と放送を終えてからも、この作品のことを忘れたことはありませんでした」と話すほど、今作への思い入れは強く、「3年という時間が経ったとは思えないくらい、元子という女性は常に近くにいたような感覚。正直、原口元子という役以外での復帰は考えられませんでした」と、作品への溢れる思いを語った。

連ドラ撮影時を振り返り、「いろいろなご意見もいただいて、それに対するある種の闘争心を燃やしながら取り組んでいました。そういう意味でも元子と重なる部分があり、演じ終えたときの達成感は今でも鮮明に覚えています」と武井。今作で再び元子を演じられることになってからも「“こうしたいな”“あぁしたいな”って考え出すと止まらなくなってしまって、夜も眠れなくなってしまうんです!」と、作品に没頭していることを明かしてくれた。

武井自身も「愛情深い」と語る『黒革の手帖』。「私自身も刑務所を出た元子の新たなスタートに胸が踊ったので、皆さんにも元子の行く末を見届けていただきたい!」と呼びかけた。

記念すべき復帰作となる『黒革の手帖~拐帯行~』で、武井が再びどのような“原口元子像”を見せてくれるのか、期待が高まる。

<武井咲 コメント>

2017年に『黒革の手帖』の撮影と放送を終えてからも、この作品のことを忘れたことはありませんでした。3年という時間が経ったとは思えないくらい、元子という女性が常に近くにいたような感覚でしたので、正直、お芝居への復帰は「元子じゃないと」「『黒革の手帖』じゃないと」という強い思いがあったんです。なので、今回のお話をいただいたときは本当にうれしかったです!

『黒革の手帖』は、特別でとても大切に思っている作品。連ドラを撮影しているときもいろいろな方からいろいろなご意見をいただき、それに対するある種の闘争心を燃やしながら取り組んでいました。そういう意味でも元子と重なる部分があり、演じ終えたときの達成感は今でも鮮明に覚えています。

私の中で元子という女性のイメージはもう出来上がって固まっているのですが、それでもやっぱり「こうしたいな」「あぁしたいな」って考え出すと止まらなくなってしまって、夜も眠れなくなってしまうほど! それくらい今は毎日楽しい現場を過ごしています!

今回のスペシャルは連ドラとはまた違ったストーリー。元子が刑務所から出てきた“その後”を描いています。私個人としても、その始まり方といい、ストーリーの駆け上がり方といい、演じていて“燃えます”! 悪女は楽しい! 元子のようなキャラクターってなかなかいないですからね(笑)。

着物を着て、豪華なクラブのセットに立つと、見えないたくさんのスタッフさんたちから背中を押してもらっているような気持ちになるんです。チームが同じ熱量で作品に挑めているので、毎日楽しくて本当に幸せです。

ドラマのお仕事に復帰させていただく記念すべき作品になるので、私自身もとても愛情がありますし、生半可な気持ちでは立てない現場だということは連ドラのときに身に沁みてわかっていたので、今回も私なりに精いっぱい準備して挑みました。

私もいち『黒革の手帖』ファンとして、刑務所を出た元子の新たなスタートに胸が踊ったので、皆さんにも元子の行く末をぜひ見届けていただきたいです。絶対に期待を裏切らないストーリーが待っています!

【あらすじ】

刑期を終えたものの、生活をなかなか軌道に乗せられない元子は、自分の過去を知る人物がいない土地で新しい人生をスタートさせたいと考え、金沢へ旅立つ。

そこで、黒革の手帖と因縁を持つある人物から、総売上1千億円を誇る神代グループCEO・神代周吾を紹介され、彼が経営する高級クラブ『アルテローズ』でホステスとして働き始めることに。 

そんな時、森村隆志という男が『アルテローズ』に現れる。この男との出会いが彼女の人生を大きく動かしていく…!

(原作)松本清張「拐帯行」 (新潮文庫『黒地の絵 傑作短編集〔ニ〕』所収)

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