又吉直樹、理想の生前葬は「半生を朗読している最中に相方・綾部がハーレーで登場」!?

お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が、都内で行われた「第10回 衛星放送協会 オリジナル番組アワード」の受賞式に出席。自身がMCを務めたBS12トゥエルビの「生前葬TV―又吉直樹の生前葬のすゝめ―」が、番組部門・バラエティにおいて最優秀賞を受賞した。

一般社団法人衛星放送協会の会員社が制作した優れた番組や、話題性のある編成企画、番組宣伝を表彰する同賞。今年3月に放送された「生前葬TV~」は、スタジオゲストの「さまざまなカタチの生前葬」を紹介しながら、その人の半生がいかなるものだったのかを、又吉とゲストが振り返っていく新感覚のバラエティー。

又吉は「放送後は周囲から反響がありました。でも僕がMCとして呼んでもらえたのは、たまたま葬儀が似合う雰囲気だったのが大きい」と分析。番組の印象については「誰かがお亡くなりになった後に、追悼番組などでその人の魅力が伝えられることがあるけれど、生きている時にその方の魅力を伝えることができるのは価値のあること」と有意義だと感じたことを明かした。

自身の生前葬プランを聞かれると「お笑い芸人、小説家、ピースという三つをうまく組み合わせたい。半生を朗読している最中にバイクの音が聞こえてきて、壁を突き破って相方の綾部(祐二)がハーレーで登場する」と地味さと派手さをリクエスト。その綾部の生前葬については「自分がプロデュースできるのであれば、熟女1万人パレードの生前葬をやってみたい。怒られそうだけれど、綾部さんらしさを出したものができたらいい」とプランを語り、会場を笑わせた。

なお、番組部門7ジャンルの最優秀賞の中から選出されるグランプリには、松田龍平が主演したスペシャルドラマ「ストレンジャー~上海の芥川龍之介~」(NHK)が選ばれた。松田は「中国と日本のスタッフが一丸となって子どものように作品を作っている姿が幸せな時間でした。僕が役者を続けていく上でも宝になったし、また素晴らしい作品に出合えるように頑張りたいと思います」などと喜びのコメントを寄せた。

ほか、番組部門・最優秀賞は、ドキュメンタリー番組「パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM アフガン帰り 不屈のカヌー王者:カーティス・マグラス」(WOWOW)が、中継は「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」(スカイA)、教養は「ドキュメンタリー ~The REAL~【第99回全国高校ラグビーフットボール大会“花園”特集】御所実業 ~公立校が築いたラグビー×人間力~」(J SPORTS 3)、アニメは「コロコロアニマルABC」(キッズステーション)、ミニ番組は「驚異の魚図鑑 衆鱗図」(NHK BS8K)が各部門で受賞。

また、編成企画部門・最優秀賞は、半世紀ぶりに奇跡の復活!「てなもんや三度笠」(時代劇専門チャンネル)、番宣部門・最優秀賞は、「辛酸なめ子さんのイラストで作る!イケメン of イケメン ブラピの『痛チョコ』の作り方」(ザ・シネマ)、CAB-J賞は「神奈川県観光PR」(CNNj)が受賞した。

今回の授賞式の模様と、表彰された各作品の見どころ映像を講評と共に紹介する「グランプリ決定!衛星放送・オリジナル番組アワード!受賞作品はこれだ!」 は、BSスカパー!、スカチャン1、J:COMプレミアチャンネルで随時放送予定。

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