J1札幌内定・中島(国見高) 決め手は「環境と指導者」

J1札幌の入団会見で笑顔を見せる国見高の中島(中央)。左は札幌の竹林強化部長、右は同校の木藤監督=雲仙市、国見高

 サッカーJ1札幌への来季入団が内定した国見高3年の中島大嘉(たいか)が1日、雲仙市の同校で入団会見に臨み「素晴らしい環境と指導者がそろっていた。絶対に成長できると思った」と複数のオファーから札幌入りを決めた理由を語った。現在Jリーグ特別指定選手に申請中で、認定されれば今季から公式戦に出場できるようになる。
 身長188センチ、体重77キロの大型FW。身体能力が高く、7月に鳥取で行われた練習試合でスカウトの目に留まった。札幌の竹林京介強化部長は「大嘉の能力に一目ぼれして、7月末にはそういう話(正式な打診)をさせてもらった。本来はどこが不得意かを見つけに何度か足を運ぶが、その必要がないほど輝いていた」と絶賛した。
 国見高の木藤健太監督は「プロ選手の寿命は本人の活躍で決まる。特別指定のお話をいただいたので、早い段階でプロの環境、トレーニング、スピードに慣れるのが一番いいという考えで本人と一致した。国見にとってはいてもらった方がいいが、彼の成長を第一に考えた」と話した。10月開幕の全国高校選手権県大会は出場する予定。

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