一問一答 J1札幌内定・中島(国見高)「3年以内の欧州挑戦」目標

 札幌入りが内定した中島は、入団会見でプロ入り後の目標に「3年以内の欧州挑戦」を掲げ、高校最後の冬もチーム10年ぶりの全国選手権出場を目指すと意気込んだ。一問一答は次の通り。

 -札幌入りを決めた理由を。
 札幌の練習と試合を見に行ったときに、すごく環境が整っていて素晴らしい指導者がそろっていた。絶対に成長できるなと思った。自分のストロング(長所)は高さと速さ。ミシャさん(ペトロビッチ監督)がいる環境でトレーニングをすればそれが出せる。ベルギーに移籍した鈴木武蔵選手も同じタイプだと思うし、本人とも少し話す機会があって、このチームに行けばあのように活躍できると思った。

 -プロ入り後の目標は。
 最終目標はバロンドール。すごく難しい道のりと分かっているけれど、サッカーをやるからには目指したい。3年以内に海外に行きたい。そのために札幌で一つでも多くのタイトルを取って、得点王になって、自分を成長させてからヨーロッパに行きたい。

 -大阪出身。プロを目指すには地元ユースチームに入る選択肢もあったと思う。国見高を選んだ理由は。
 (父が木藤監督と同級生だったこともあり)中学3年の夏に誘ってもらった。国見が最近全国に行けていないのは知っていたので、もう一度青黄のユニホームを全国に連れて行ったら格好いいなと思った。学校近くの祖父母宅に暮らしている。毎日のご飯、洗濯、全部やってもらった。この場で言うのは恥ずかしいけれど、すごく感謝している。国見町は国見のサッカー部が活躍すれば元気になる。今年の全国高校選手権に出て、ゴールを決めて、最後に勝って恩返しできればいい。

 -特別指定選手に向けた動きもある。
 一足早く札幌に行かせてもらうのは、国見に迷惑をかけると思うし、感謝しないといけない。選手権予選までの間、明確な課題を持って毎日練習して、帰ってきたときに「誰やねん」と言われるくらい大きく成長したい。国見が全国に行くために、しっかりと責任感を持ってやりたい。


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