台風9号九州北部接近へ 台風10号の動向にも注意

台風9号は、きょう2日夜に非常に強い勢力で九州北部に最も接近する予想です。
九州南部や九州北部ではあす3日にかけて、暴風やうねりを伴った高波、土砂災害などに厳重に警戒してください。沖縄では、きょう昼過ぎにかけて高波に警戒が必要です。

また台風10号が、5日以降南西諸島から西日本にかなり接近するおそれがあります。
気象庁がきょう午前10時頃に発表した情報によると、台風10号は中心気圧930ヘクトパスカルで九州の南に進むと予想されています。日本に接近する台風としては、近年あまりない中心気圧の低さです。
台風の動向によっては奄美から西日本では大荒れの天気となるおそれがありますので、台風情報には十分に注意してください。

その他の地域は、太平洋側ではあすにかけて雨や雷雨となるでしょう。日本海側は晴れる所が多くなりますが、フェーン現象の影響で気温が高くなりそうです。

気象予報士・原田 雅成

画像について:2日午前11時の台風9号の推定位置と24時間進路予想。

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