2020年成都双流日系企業プロモーション会議が上海で開催

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【成都(中国)2020年9月1日新華社=共同通信JBN】「China-Japan Cooperation, Rendezvous in Shuangliu(中日協力、双流で会合)」をテーマとする2020 Promotion Conference for Chengdu Shuangliu Japanese-funded Enterprises(2020年成都双流日系企業プロモーション会議)が、Shuangliu District Government of Chengdu(成都双流区政府)の後援により8月27日に上海で開催された。このイベント中、Fortune Global 500企業の8社を含む四川省双流区の約100社の日系企業と中国の大手企業約30社が、双流の競争力のある産業、協力プロジェクト、ビジネス環境を推進した。イベントの目的は、科学、教育、文化、航空、物流、環境、健康、都市建設など幅広い分野で日本との実質的な交流を促進し、チャンネルをさらに拡大し、2国間協力を強化することである。

多くの点で親密かつ友好的な隣人である中国と日本は、長い間、互いの主要な貿易相手国だった。2019年末、第8回日中韓3カ国サミット会議が四川省成都で開催され、中国と日本の政策立案者は複数の分野で2国間の経済的および実質的な協力をさらに促進することで合意に達した。サミットは四川省省都の成都に再び世界の注目を集めた。成都は中国の9つの主要中枢都市の1つで、日本から中国西部への主要な投資先である。近年、トヨタ自動車、神戸製鋼所、住友電気工業、セブン&アイ・ホールディングスなど多数の有名な日本企業が成都に定着し、成都の急速な発展過程に統合し実りのある結果を生み出している。

成都双流区のZhang Ruiqin政府次長は演説の中で、双流の基本情報、社会経済開発状況、主要産業、地理的優位性などの側面を紹介した。Zhang氏は双流の最大の特徴と強みは中国で4番目に大きな航空ハブである同名の空港であり、航空経済、電子情報、生物医学の3つの主要な戦略的新興産業を中心に重点的に開発されたと述べた。同時に、双流は諸葛亮とジャイアントパンダの2つの特徴を誇り、多様な科学および教育のリソースを有し、若く、国際的でトレンディーかつ活気に満ちた特徴と品質で知られている。

在上海日本国総領事館の室井崇経済領事は会議で、4月に中国が成都と上海を含む6都市で「China-Japan Regional Development Cooperation Model Zones(中国・日本地域開発協力モデル区)」を設立する計画を規定したと言及し、2つの都市は一層緊密に協力し、中日間の補完的な利点と産業統合に焦点を当て最適化された協力のプラットフォームを共同で創出し、飛躍的発展を実現するために日本とこれら2都市の間の経済交流を促進するとの確信を付言した。

イベント中、Zhang Ruiqin氏は双流区政府を代表し、日建設計(成都) Urban Design and Planning Co., Ltd、日本特定非営利活動法人Japan Management Advanced Study CenterおよびRuiji Zheyue(北京)Information Consulting Co., Ltd.と戦略的協力協定を締結した。

このプロモーション活動で取り上げられた双流区の6つの中日韓協力モデル産業パークは、International Cooperation New City(国際協力新都市)、Airport Business District(空港ビジネス区)、Type B Bonded Logistics Park(タイプB保税物流パーク)、International Culture and Sports Digital Media Park(国際文化・スポ―ツ・デジタルメディアパーク)、International Bio City (国際バイオ都市)およびInternational Healthcare Town(国際医療タウン)で、これに加えてTOD(公共交通指向型都市開発)、Mushan Lake、およびBelt and Road International Arts Center(一帯一路国際芸術センター)の3つのプロジェクトの協力提案を推進した。

双流が日系企業のプロモーションフェアを上海で開催するのは、2019年以来2回目である。近年、双流は産業機能ゾーンの設置を中心に展開し、国際航空ハブ、国家級空港経済モデル区、自由貿易試験区に多数の機能的プラットフォームに依存し、航空経済と電子情報の2000億元の産業クラスターの成長加速を促進してきた。優れた地理的環境要素に依拠し、双流は近代化された航空中心の産業システムの構築を加速するため、航空ハブ、航空経済、航空ビジネス地区など主要な要素に重点を絞り込んできた。

国際的なビジネス環境の育成という点では、中日韓都市建設と現代サービス業のオープン協力戦略への対応と国際協力モデルゾーンの創出において積極的な姿勢を取るため、双流は、政府と企業間のコーヒーを挟んだ対面でのコミュニケーションを実現するためのキャンペーンを後援し続ける。さらに、双流は四川省で初めて、企業の幅広いニーズを完全に満たすための新しいスマートな行政サービスモデルを構築する取り組みを具体化するサービスシステムである「オールインワンコード」と「オールインワンマニュアル」を展開している。

企業の問題に対処し、より良いビジネス環境を創出することは常に双流区の使命である。今後も同区は企業の要求に応え続け、企業に保証と利便性をもたらし、企業の意思決定者に真の信頼を植え付け、比較優位性で知られる一流のビジネス環境を真剣に創出し、双流へ投資する日本と韓国の企業の信頼を強化する。

ソース:Shuangliu District Government of Chengdu