8月の月間最優秀新人はロバートとクロネンワース

メジャーリーグ機構は日本時間9月3日、8月の月間最優秀新人を発表し、アメリカン・リーグはルイス・ロバート(ホワイトソックス)、ナショナル・リーグはジェイク・クロネンワース(パドレス)が選出された。両者とも今年7月にメジャーデビュー。月間最優秀新人を受賞するのは、もちろん今回が初めてとなる。

現在23歳のロバートは、26試合に出場して打率.298、9本塁打、7二塁打、20打点、3盗塁、出塁率.356、長打率.660、OPS1.015を記録。ホワイトソックスの選手が月間最優秀新人を受賞するのは2019年9月のエロイ・ヒメネス以来となる。

開幕前から新人王の筆頭候補として大きな注目を集めていたロバートは、攻守にわたる活躍でチームの快進撃に貢献。ホワイトソックスは開幕36試合で22勝14敗をマークし、インディアンスと並んでア・リーグ中部地区の首位に立っている。データサイト「Baseball-Reference」が算出する総合指標WARでは、全野手中3位となる2.1を記録している。

現在26歳のクロネンワースは、ロバートとは対照的に新人王候補としてほとんど注目されない存在だった。昨年12月のトレードでトミー・ファムとともにレイズから加入し、メジャー未経験の新人ながら開幕ロースター入り。ベンチ要員からのスタートだったが、好成績を残してレギュラーとして起用されるようになった。

8月は28試合に出場して打率.355、4本塁打、8二塁打、16打点、出塁率.408、長打率.613、OPS1.021の好成績をマーク。シーズン通算のOPS1.034はメジャー10位、「Baseball-Reference」が算出するWARでも1.8を記録して全野手中6位にランクインしている。パドレスの選手が月間最優秀新人を受賞するのは2018年4月のクリスチャン・ビヤヌエバ(現・北海道日本ハムファイターズ)以来となった。

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