徳永えりと高橋光臣が「アンサング・シンデレラ」で朝ドラ以来8年ぶりの共演

徳永えりと高橋光臣が、フジテレビ系連続ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」(木曜午後10:00)の9月10日放送・第9話にゲスト出演することが分かった。

同作は、萬津総合病院薬剤部の病院薬剤師・葵みどり(石原さとみ)が、新人の相原くるみ(西野七瀬)、先輩の瀬野章吾(田中圭)ら薬剤部の面々と共に、患者の“当たり前の日常”を守るために奮闘する姿を描いている。

徳永が演じるのは、抗不安薬を大量に摂取し倒れ、萬津総合病院に入院することになる患者・若月陽菜。高橋はそんな陽菜の元夫である栗原謙介に扮(ふん)する。2人は、連続テレビ小説「梅ちゃん先生」(NHK)以来約8年ぶりの共演となる。

陽菜と謙介は6年前に子どもを授かったが、出張で留守がちになった謙介は育児を陽菜に任せきりにしてしまっていた。両親も他界し、頼れる人がいない陽菜は次第に育児ノイローゼになり、抗不安薬を飲むように。夫婦仲は壊れ、離婚に至ったが、陽菜を精神的に追い詰めた原因は自分にあったと責任を感じている謙介。そんな謙介は6歳となった娘が最近になり「ママに会いたい」と言い始めたことに悩む。会わせてあげたいが、精神的に不安定な陽菜に会わせることへの強い不安も。しかし、陽菜の服薬担当を務めるみどりの後押しもあり、謙介は娘を陽菜に会わせることを決意する。

徳永は「私が演じた若月陽菜は育児ノイローゼから薬との付き合い方を誤ってしまった女性です。人はどうしようもなく何かに頼りたくなる時があって、彼女の場合は大量の薬でした。決して正しいことではありませんが、私は彼女が弱いからではなく、生きることに必死だったが故の選択だと感じました」と分析。そして、「見放さず寄り添ってくれた葵さんたちのように、皆さまもどうか、もがきながらも立ち上がろうとする彼女を見守っていただけたら幸いです」とメッセージを寄せる。

また、「台本を読んで、医療の現場で患者さんに直接薬剤師の方が寄り添って相談に乗ってくれるというのは本当に心強いことだなと感じました」語る高橋は、石原との共演に「ぜひドラマでご一緒したいと思っていましたので、このドラマに参加できることがとてもうれしかったです。現場での石原さんは、たたずまいも本当に強く、美しい方でした」と称賛。また、「私が演じる栗原謙介は、ただ楽しいだけではない、つらいこと、苦しいこともある育児について、それを感じ取ることができず、妻は孤独を積み重ねてしまいます。そんな彼の痛みと苦しみ、そして感動を表現できたらと思います。朝ドラでご一緒した、徳永えりさんと夫婦役です。そちらも楽しみにしていてください!」と見どころをアピールしている。

なお、8月27日放送・第7話で、突然上腹部に鈍い痛みを覚えた瀬野だが、今後瀬野の体にさらなる病魔が忍び寄ることになる。瀬野、みどり、そして薬剤部メンバーたちはこの事態にどう対処していくのか。波乱の展開にも気になるところだ。

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