レッズがサヨナラ勝ち ボットー「上位球団には勝たねばならない」

【カージナルス3-4xレッズ】@グレートアメリカン・ボールパーク

レッズは3対3の同点で迎えた9回裏に秋山翔吾の四球から一死一・二塁のチャンスを作り、ジョーイ・ボットーのタイムリーでサヨナラ勝ち。カージナルス3連戦の最終戦を制し、被スイープを回避した。レッズ3番手のライセル・イグレシアスが今季2勝目(2敗)をマーク。カージナルス5番手のジオバニー・ガイエゴスは今季初黒星(1勝)を喫した。

今季37試合を終えて16勝21敗と黒星が先行し、ポストシーズン進出圏外にいるレッズ。開幕前はダークホースとして期待されていたが、なかなか波に乗れない戦いが続いていた。

ガイエゴスからサヨナラ打を放ったボットーは「もちろん、上位球団と対戦するときは必ず勝たねばならない。時間は確実に少なくなってきているからね」と逆転でのポストシーズン進出に向けて危機感を募らせる。ボットー自身は18打数ノーヒットの不振を脱し、6試合連続安打を記録。その間、打率.450(20打数9安打)、3本塁打をマークし、シーズン通算打率を.191から.239へ上昇させた。

2回表にブラッド・ミラーの5号ソロで先制されるも、その裏に秋山が同点タイムリー。5回表にはヤディアー・モリーナの2号ソロとコルテン・ウォンのタイムリー二塁打で2点を勝ち越されたが、その裏にタッカー・バーンハートの2号2ランで同点とし、必死に食らいついた。9回表はイグレシアスが一死満塁のピンチを背負ったが、二者連続三振で無失点。そして、9回裏のチャンスをボットーがモノにした。

「8番・レフト」で先発出場した秋山は、2回裏二死一・三塁のチャンスで迎えた第1打席でライトへの同点タイムリーを放つと、今季3個目の盗塁に成功。第2打席は死球で出塁し、バーンハートの同点弾で生還した。第3打席はレフトライナーに倒れたが、9回裏の第4打席は四球を選んで出塁し、ボットーのタイムリーでサヨナラのホームイン。2打数1安打1打点、2得点、1盗塁の活躍でチームの勝利に貢献し、今季の打率は.196、OPSは.538となった。

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