エンゼルス8回に大量8失点で大敗 1番・大谷は2四球選ぶも無安打

【パドレス11-4エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

「今年のトレード・デッドラインはパドレスのためにあった」と言われるほどの大補強を展開したパドレスと、低迷が続くなかで一部の主力選手を放出したエンゼルス。この両軍の対戦は、その勢いの差を感じさせるような試合展開となった。

先にリードを奪ったのはエンゼルスで、3回裏にマイク・トラウトの13号2ランで先制。4回表にジュリクソン・プロファーの6号2ランで追い付かれたが、その裏にアルバート・プーホルスが勝ち越しのタイムリー二塁打を放ち、再びリードを奪った。

ところが、2番手のホゼ・キハーダが6回表に一死満塁のピンチを招き、プロファーの犠飛で同点。8回表には4番手のタイ・バットリーが捕まり、5番手のハンセル・ロブレス、6番手のノエ・ラミレスもその流れを止められず、一挙8得点のビッグイニングとなってしまった。

決勝打を放ったのはエンゼルスからパドレスへ移籍したばかりのジェイソン・カストロ。8回表二死二・三塁のチャンスでバットリーからセンターへの2点タイムリー二塁打を放った。その後、ロブレスから連続四球で二死満塁とし、フェルナンド・タティスJr.も四球を選んで押し出し。急遽リリーフしたラミレスからマニー・マチャドが2点タイムリー、エリック・ホズマーが8号3ランを放ち、チームの勢いを見せつけた。

エンゼルスはその後、9回裏無死二塁からアンドレルトン・シモンズのタイムリーで1点を返すのが精一杯。パドレス2番手のティム・ヒルが今季2勝目(0敗)をマークし、バットリーに今季2敗目(1勝)が記録された。

エンゼルスの大谷翔平は自身初の「1番・指名打者」で先発出場。第1打席はファーストゴロに倒れたが、第2打席は四球で出塁し、トラウトの先制弾を呼び込んだ。第3打席は空振り三振を喫し、第4打席で再び四球を選ぶも、得点には繋がらず。2打数ノーヒット2四球で今季の打率は.185、OPSは.670となった。

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