香港民主派大物に無罪判決

中国圧力で無理に起訴か

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脅迫罪に問われた事件の公判で無罪判決を受け、裁判所を出る蘋果日報創業者の黎智英氏(手前)=3日、香港・九竜地区(共同)

 【香港共同】香港国家安全維持法(国安法)違反の疑いで逮捕され保釈された民主派の大物、香港紙・蘋果日報創業者の黎智英氏が、親中派のライバル紙記者を威嚇したとして脅迫罪に問われた事件の判決公判で、裁判所は3日、「ライバル紙記者の証言は信用できない」などとして無罪判決を言い渡した。

 蘋果日報によると、香港政府の司法部門担当者や法律専門家は起訴は難しいと判断していたが、司法部門トップの鄭司法官が起訴を指示した。中国当局からの政治的圧力が背景にあった可能性がある。

 国安法違反事件を巡って捜査は続いており、黎氏が起訴されたり中国へ移送されたりする恐れは消えていない。