長崎県の最低賃金 10月3日から793円 引き上げ3円 過去10年で最小 

 長崎労働局は3日、県内の最低賃金(時給)を前年度比3円増の793円にすると発表した。10月3日から適用される。引き上げ額は過去10年で最低。
 長崎地方最低賃金審議会が8月、3円引き上げを答申。労働団体から「引き上げ幅が小さい」との異議申し立てが1件あったが、審議会は答申が適当との意見を出し、労働局長が決定した。
 本県の最低賃金は、2016年から4年連続で20円以上の引き上げとなっていたが、今年は新型コロナウイルス問題に伴う経済悪化を踏まえた。地方審の答申時点では全国で2番目に低い。

 


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