【新型コロナ】神奈川県内2人死亡81人感染 横浜駅みどりの窓口の社員も

3日現在の県内市町村別感染者数

 新型コロナウイルス感染症を巡り、県内で3日、男女2人の死亡と、10歳未満~80代の男女81人の感染が新たに確認された。うち53人の感染経路が不明。

 川崎市によると、クラスター(感染者集団)が起きた市内の福祉施設に入居していた90代女性が死亡。女性は8月28日に他の入居者4人と共に陽性となり、市内の病院に入院していた。

 横須賀市によると、市内に住む70代の男性会社員が死亡した。男性は8月に東京都内で陽性が判明。退院後の今月1日に容体が急変し、死後の検査で再び陽性と判定された。

 横浜市では、市内の障害者通所施設を利用する20代の男性2人と、このうち1人の50代の母親が感染。この施設では既に職員1人の感染が確認されており、市は2日に利用者と職員の計160人を集団検査した。

 県によると、伊勢原市に住む50代の飲食店店長の女性と、常連客だった厚木市の60代男性、平塚市の30代男性の計3人が感染。この店ではこれまでに関係者2人の感染が判明しており、県はクラスターが発生したとしている。

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 JR東日本横浜支社は3日、横浜駅みどりの窓口で切符の発券業務などを担当している男性社員の感染を発表した。濃厚接触者に当たる同駅職員8人を自宅待機とした。

 県教育委員会は同日、横浜市内の県立特別支援学校で新たに生徒2人の感染が確認されたため、4日から臨時休校にすると発表した。同校では8月31日に生徒1人の感染が確認され、同日を臨時休校とし、9月1日から再開していた。

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