【自民党総裁選】神奈川県連が予備選実施 「本来フルスペックでやるべき」

国会議事堂

 自民党神奈川県連は、総裁選に一般党員の意思を反映させるため、県連所属の約6万3千人の党員・党友による独自の予備選を実施する。最多得票の候補者に県連に割り振られる3票全てを投票する「総取り方式」を採用する。

 総裁選の8日告示、14日投開票の日程に間に合うよう、往復ハガキに候補者名を記入して返信してもらう。14日午前に開票作業を行い、予備選の結果は総裁選で3票を投じた後に県連のホームページなどで発表する。

 県連は8月31日、党本部に党員投票の実施を要請した。しかし、党本部が党員・党友投票を実施せず「簡易型」で新総裁を選ぶ決定をしたことに、土井隆典幹事長(県議)は「党員あっての県連。本来なら(国会議員票と党員投票を合わせた)フルスペックでやるべきだと思う」と話している。

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